レーモンドの5原則

A・レーモンドは、戦前・戦後の日本で多くの名建築を残し、前川國男、吉村順三らの数多くの優れた建築家を輩出させ、日本の近代建築の発展に大きく寄与しました。
レーモンドは、日本古来の建築に近代的な合理性を見出し、建築の5原則として設計の根本におきました。

「単純さ」 「直截さ」 「経済性」 「自然さ」 「民主的」
この5原則は、人間と自然と建築の関係性を捉えた真理であり、普遍的です。

オーガニックスタジオ新潟では、住宅建築における思想として、
この5原則を私たちなりに消化し、中心的価値観に据えて活動していきます。

日光のイタリア大使館別荘

日光のイタリア大使館別荘は、レーモンドの設計の中で最も自然素材が濃密に用いられている

レーモンドの5原則

単純さ(Simple)

「単純さは、複雑なものよりも美しい。」
「機能と必然を伴わない装飾的な要素と、無駄な空間はつくらず、これ以上削ぐものがない状態まで徹底的に練り上げること。」

直截さ(Direct)

「我々は建築のプロとして、ありのままのお客様の要望を汲みとり、住宅空間と、求められる機能を体現させなければならない。」

経済性(Economical)

「シンプルさと合理性を重んじて、費用と資材を無駄なく使うこと。」
「入居後の光熱費・維持管理費といったライフサイクルコストを下げ、住む人の一生涯の便益を最大化させること。ひいては地球環境への負荷を最小化すること。」

自然主義(Natural)

「自然素材を品よく使い、可能なだけ植栽を行うこと。」
「荷重の移動・雨の移動・水蒸気の移動・熱の移動という、自然物理の法則にも十分配慮した設計とすること。」

民主的(Democratic)

「住宅は、住む人の人間性と個性に呼応した価値を持つものであり、住む人の暮らしを中心とすること。」