塗り壁編 |珪藻土・漆喰

珪藻土はどのような特徴のある素材でしょうか?何か注意する点とかありますか?

珪藻土については珪藻土自体の吸湿、放湿の調湿効果は確かに漆喰より優れてはいますが、珪藻土自体は固化しないので固化材が必要になります。固化材には、(1)高分子吸収剤(合成樹脂)(2)セメント(3)石灰等(4)粘土を使った製品があります。(2)のセメント系は、アルカリが強く木部が焼ける(変色)する可能性が高いので、OSでは使いません。(3)(4)は、天然の無機質が材料なので、自然素材と言えば自然素材ですが、攪拌時にだまになりやすく、どうしても均質に塗れないことと、クラックが入りやすいという、仕上がりの問題がつきまといます。美しい仕上がりにしたい場合は(1)の固化材のタイプにするほうが良いでしょう。施工としては、ローラーで塗るタイプのものもありますが、ローラーの場合は2mm以下で薄いので調湿性の効果は、コテ塗りに比べ効果がやや劣ります。珪藻土の最大のメリットは、「空気の清浄化」です。

珪藻土には電子顕微鏡でみると小さな穴があり、そこにVOC(揮発性化学物質)が入ると分解されるので、シックハウス対策として人気が出ました。室内の「生活臭」軽減にも役立ちます。

漆喰はどのような特徴のある素材でしょうか?何か注意する点とかありますか?

漆喰においては珪藻土よりも歴史があり、効果的に漆喰のほうが優れている面もあります。漆喰は火に強くまた防水性に優れているので外壁にも使うことができます。例えばお城の白壁は漆喰です。また、漆喰はアルカリ性ですのでカビがよってこないので美観が長持ちし、日本古来より歴史のある工法で普及してきました。防水性が良いということは、表面が硬く、それは反面としてひびが入りやすいということにもあります。そこで配合に、繊維などを配合してひびを入りにくくしたり、目地を途中に入れる方法もあります。いずれも下地がしっかりしていないとヒビへとつながりますので、筋交いよりは面の剛性にする。またコンクリートの中塗りをした上で、上塗りとして1~2mmという薄塗りで仕上げます。

漆喰の壁って、さわるとひんやりするんですが、冷たくないですか?漆喰と珪藻土ではどちらのほうが断熱性が高いのでしょうか?珪藻土と漆喰では効果が異なるのでしょうか?

まずは断熱性からお話します。両者とも仕上げ材であって、薄塗りで3mm厚塗りで5mm程度です。素材そのものの熱伝導も同等です。 厚みも軽微なので、両者ともそのままでは断熱性があるとはいえません。珪藻土と漆喰の仕上げでは、仕上がりの表情に大きな差があります。漆喰は表面に艶があり、珪藻土はマットです。短期的には、珪藻土はその多孔質での吸湿性で、結露緩和の効果はあるでしょう。

壁も自然素材のものを利用したいのですが、珪藻土、ルナファーザー、和紙など種類がたくさんあって選べません。なるべく安く、メンテが楽なものはなんでしょうか?

オガファーザー、再生紙にウッドチップをサンドイッチしたもので、そのものは仕上げ材ではなく「下地材」です。通常はそこに自然の水性塗料を塗装します。施工費用は、珪藻土塗り壁とほぼ同等の価格です。お子様が小さくて汚れる可能性があるのでしたら、無塗装で最初は使用し、子供が大きくなったら塗装するのもよいかと思います。無塗装でも自然の紙なので風合いは悪くありません。和紙は、柔らかな風合いのある自然素材です。汚れ止め加工のされている商品があるので、それを選べば、一般的なクロスと変わることなく利用できるでしょう。費用も珪藻土の半分以下になります。メンテナンスに関してですが、汚れにくい自然素材というものとしては、漆喰や珪藻土です。30年経った土壁は塗った時と変わらない風合いです。素材そのものの色なので長く美しいままなのです。さらに、オーガニックスタジオで用いる珪藻土系の塗り壁には、光触媒が配合されているので、光によってセルフクリーン機能も備わっています。一方で「安く」というと塩化ビニール製のクロスにかなうものはありません。それも、ビニールなので多少の水にも強く初期の汚れには強いといえます。そのかわり空気をきれいにしないことと風合いがよくないという面がある。全てにかなう仕上げはないというのが結論であって、費用と用途で選択をしてはいかがでしょうか?

壁紙で珪藻土と寒水石が使われた壁紙に、「無機質系壁紙」と書かれていました。何か良さそうな感じでしたが、実際どうなのでしょうか?無機質系壁紙について教えてください。

内装メーカーより「環境対応」型の壁紙(クロス)としてだされている「無機質系壁紙」とは、素材が石や土、金属やガラス繊維などを主素材としてつくられているものです。素材を活かした個性的な雰囲気をだせるものも中にはあります。 ビニルクロスと比較すると、珪藻土クロス・和紙クロスなど素材が繊細なものは、下地処理がきちんとされていないと仕上げたときに不具合が目立つなどデリケートな部分もありますので、繊細な材料であるという認識も必要だと思います。無機質系の壁紙ですが、使われている素材から自然素材を使ったものといっても良いと思います。若干ですが、ビニールクロスに比べて継ぎ目が目立ちやすいですおおむね、は自然素材を感じるものが多いので、たとえば人工照明を当てても照り返しが少なく、しっとりとした上質な空間に仕上げるには良い素材だと思います。珪藻土クロスには、調湿性を謳ったものがありますが、実際には厚みが少ないので、果たしてどれくらいが期待できるかは難しいのです。

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