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vol.5 人が集う家

自然と暮らす

「ねえ!外でごはん食べようよ!」

我が家は外遊びが大好き。
家を建てるなら自然を感じる家がいい…。
当然、家のコンセプトは『ソトを楽しむための家』としました。

どんな家にするかを考えるにあたり、私たちがまずはじめたことは
「家でどんなことがしたいか」を考えることでした。
すると、家の中にどんな場所が欲しいのか、おのずと分かってきます。

私たち家族はよくキャンプに行きます。
外でごはんを食べるのが大好きです。
家で一番したかったことは「家でもっと気軽に外でごはんを食べること」でした。

となると、欲しいのは広いウッドデッキです。

広い庭を一望できる大きな引き込み窓に広いウッドデッキをつけてもらいました。
引き込み窓なので、窓を全部開けると窓がすっかり見えなくなり、デッキがリビングとつながります。アウトドアリビングの完成です。こうすると気持ちのよい空気が一気に室内に入り込み、開放感からか、子ども達は喜んでデッキへ飛び出して行きます。

ムスメはよく言います。
「ねえ!外でごはん食べようよ!」

こうして我が家はずっと憧れだった「気軽に外でご飯を食べる暮らし」を、日常的に楽しめる様になりました。

身の丈に合った小さな家に。お泊りは庭にテント。

ウッドデッキの他に、外を楽しむ為に家でどんなことがしたいかの項目のひとつに
「庭でキャンプをする」
がありました。

せっかく広い土地なのですから、使わなければもったいない。
我が家に遊びに来てくれた人も、もちろんキャンプをしてもらいます。

となれば「じゃあ、テントが客間だな」と夫。
自分の両親にさえ、家ができる前から「寝床はテントだからね」と言っていた程です。
私も、随分思い切ったことをおっしゃいますね…と思いつつも

「家は身の丈に合った小さな家に。その代わり外を広く使うこと」

ということを初めから決めていたので、
家に客間は作らないという選択には、すんなり賛成しました。

幸い、キャンプ道具はたくさん持っていますので、持っていない人には貸すこともできます。
よく一緒にキャンプをする友人達はすっかり我が家の庭キャンプの常連です。
ウチで遊ぼう!となると、何も言わずともテント寝袋を持参し、ウチに来るなり当たり前の様に庭にテントを張り始めます。
その姿がなんとも面白可笑しくて、手慣れた様子で楽しそうにテントを張る友人や夫の背中を見ながら「おーい。そこはただの庭ですよー。」とつい、心の中でつぶやいてしまいます。
庭でキャンプしようと誘ったのはこちらなのに、随分勝手なつぶやきです。

「客間のない家」だけど、「人が集まる家」

さて、客間のない我が家ですが

大人数でご飯が食べられる里山ビューウッドデッキ。

庭にテントを張ってキャンプができる。

米どころ新潟の美味しいご飯

これに加えてヤギのいる家…となると、みんな喜んで遊びに来てくれます。
おもしろいくらい我が家に人が集まってきてくれるのです。
近隣どころか、遠方からもはるばるやって来てくれます。
毎年来てくれる人たちも。

引っ越してしまうと疎遠になりがちですが、年単位で、昔ながらの友人たちと顔を合わせて一緒に過ごす時間ができるのも、この家とキャンプのおかげだな〜と思います。

「楽しかった!来年もまた来るわ〜!」なんて言ってもらえたら、こちらのものです。
しめしめ。
おかげで我が家は週末毎に賑やかに過ごします。

ウッドデッキで愉しむ贅沢な時間

この間も、東京から私の友人達が遊びにきてくれました。
この日はテントを張らず、家の中で寝袋を並べてのお泊まりです。

その日はいつもより暖かくて、朝昼晩3食+大人のお酒の時間もすべてウッドデッキで過ごしました。
「暖かい」と言っても10月末です。もちろん朝晩はそれなりに冷えます。

デッキにホットカーペットを敷いて、ストーブと焚火、しっかり厚着をして暖をとります。
すると顔にあたる冷たい風が心地よい。
背中をまるめてみんなで寄り添って温かいご飯を食べて「美味しいね!」と言い、夜はお酒を飲んでたわいもない話で笑い合う。
贅沢な時間です。

子どもを産んでから、こんな時間をなかなか持てずにいました。
夜、お店に子どもを連れていくわけにはいかない。
寂しがる子どもから離れて外出もしづらい。
それは小さな子どもを持つ人なら誰もが経験することだと思います。

だけど、この家ができて、友人が泊まりに来てくれる様になり、子どもに寂しい思いをさせずに、無理なく自分の楽しむ時間もつくれる様になりました。
子ども達は寂しいどころか大喜びです。
お友達と夜までずっと一緒に遊べて、さらには布団を横に並べて一緒に寝られるのが楽しくて仕方がない様子。

どの子もみんな、「この家で遊んだのが一番楽しかった!」と言って帰っていってくれるのが嬉しくてたまりません。

またおいで。

いつでもおいで。

大きくなったら自分たちだけでも泊まりにおいで。

と思うのです。

 

りえ

りえ

三条の山裾680坪の広大な敷地に経つ、小さな山荘に暮らす30代主婦。夫はアウトドアメーカー勤めの、おっとり系アウトドア派。2人のこども、2頭のヤギで過ごす、新潟の四季を自然と暮らす生活を綴ります。