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珪藻土と漆喰ではどう違うのか?

自然素材

珪藻土と漆喰ではどう違うのか?

新築には塗り壁がいいなぁとお考えの方に向けた知識です。
塗り壁とは、コテで塗り塗り、左官で仕上げること。
塗り壁材といっても実にたくさんあります。 いったい何を塗るのがよいのか?
よく聞く 珪藻土と漆喰ではどう違うのか?
こうした疑問をおもちの方も多いはずです。
結論的にいえば、珪藻土と漆喰の境界は だんだんと曖昧になってきてまして、あまりシビアに考えないでもよろしいと思います。 つまりは珪藻土系の塗り壁にも、漆喰の主成分の石灰は混じっていたり、その逆に、漆喰にも珪藻土がブレンドというものもあるからです。
漆喰も珪藻土も、主原料は鉱物です。 地面から掘って出てくる材料です。
漆喰の原料は消石灰です。 グランドで白線を引いたあの白い粉です。
珪藻土は、その名の通り、珪藻土です。 七輪は珪藻土を固めて出来てます。
珪藻という、植物プランクトンの死骸が化石になった土です。
この両者の性質の差が、塗り壁の性質の差となってきます。

漆喰の知識

石灰は、コンクリートの主原料であるように、時間が経つに連れて、強度が増すという性質があります。
強度を増すということは、その裏腹に、ヒビが入りやすいという性質もあるということになります。
純然たる漆喰は、ひび割れ防止の為に、コンクリートで中塗りし、大壁を避け、2m間隔で目地を入れたり真壁で施工する必要があります。
え!? 強度が高ければヒビは入らないのでは? との疑問。
いえいえ。 キズはつきにくいかもしれませんが、ヒビは入りやすくなるのですよ。
こんにゃくにはヒビははいらないっしょ。 柔らかいものにはヒビは入らないのです。
だから、ひび割れは覚悟してもらわないとなりません。 補修しても光の照りが変わるため完全に同化はできません。 それだけノークレームで許せる人だけに限定されます。
ともかく、中塗したり、真壁にしたりではコストが高くなるので、、軟化材(つなぎ)を配合して割れにくく改良して、石膏ボードに直に施工できる、簡単に塗れるような製品が開発されています。
漆喰系の製品では、ヨーロッパ漆喰 (色漆喰)と呼ばれるも
のも多いです。 こうした製品は、調合され練られた状態でポリバケツに入って売られているケースが多いです。
ムサシで見つけた DIY漆喰の代表銘柄  うま~くヌレ~ル
色物は、こうしたすでに練ってあるものにした方が無難でしょう。
いずれにしろ素人DIYでは、こうしたものが主役のようです。
 「親松の家」は 天井壁を漆喰で仕上げました。 純白で明るく感じます。
漆喰にする場合は、少し開口部面積を控えめにして、陰影を楽しむといい感じです。
同様に障子として間接的に光を弱めて、漆喰に照る 光のラチチュード(段階)を愛でるのもいいでしょう。

珪藻土の知識

珪藻土は、ふっくらした感じの材料で、そのままではぼさぼさした土ですので、硬化材(つなぎ)を配合して壁に塗れるようにします。
つなぎには、海藻由来のものでは、フ糊・カラギーナンなど。
他には コンクリート。 高分子吸収体 (科学糊)などを使います。
これが どれがよいか、との話になるとマニアック過ぎるのでここでは割愛します。
珪藻土の性質で特に優れるものは、匂いの分解です。
例えばビールの雑味の処理で、珪藻土により濾過を行なったりします。
植物プランクトンの死骸で出来てますので、顕微鏡レベルの細かな穴が無数あり、
そこに匂い成分が入りこみ、分解されます。
室内の塗り壁に利用すると、シックハウス原因物質のホルムアルデヒドなども同様に分解します。
仕上がりの表情は、珪藻土系は 艶が無く ほっくりした感じです。

何を優先させるのか?

漆喰には消臭と調湿の性質は乏しいのですが、壁を硬くし白く美しくするという性質があります。
仕上がりの表情は、やや艶があり、なめらかで 美しい。
しかし、どんな塗り壁でも、表情は骨材(砕いた石等を混ぜてざらざら感を高めるもの)により大きく左右されます。
漆喰に砂を入れれば砂漆喰になり、つるつるだったのがざらざらになります。
一般の方は、どっちが空気をきれいにするとか「機能面」に関心が行くかもしれませんし、我々は、しあがりの「表情」それを左右する施工性と ㎡単価を重視します。
求められる空間と予算などの条件で、総合的にどうするのか判断します。
おまけに  珪藻土と石灰以外の他の鉱物をブレンドする場合もあります。
ゼオライト: ダイキンエアコンの「うるるとさらら」にも使われている鉱石で、非常に調湿性の高い鉱石です。これをブレンドして湿気の調整をより強くすることを狙った製品もあります。
酸化チタン: ご存知「光触媒」の成分で、白さを調整したり、 光があたると汚れを分解する働きがあるので これをブレンドし、表情の調子を整えたりすることもあります。

オガスタ新潟の塗り壁の基本は、ゼオライトエコナ

、我々が 通常使う塗壁は、 「ゼオライトエコナ」
成分は 珪藻土+石灰 +ゼオライト+酸化チタン。
つまりは 匂いを分解しつつ、調湿性も高い。 それに発色が良い。
いいとこどりでブレンドされてますが、主成分はゼオライトです。
石膏ボード直接仕上げ可能で施工性もよく、コストが比較的安く 表情も自由自在です。
という 総合的に完成度が高い製品なので、標準化しているわけです。

DIY用でお勧めは チャフウォール

ホタテの殻: この粉を骨材として配合し、調子を整えたものもあります。
これが チャフウォールという塗り壁に使われております。
これは、薄くローラーで塗るタイプもありますので、DIYにむいていると思います。
厳密に言えば、塗り壁でなく塗装になりますが。
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