おうちの顔を整える
道路や周辺からよく見える、住宅の顔となる部分のことをファサードといいます。
住宅は内部・外部が呼応しあって構成されています。
室内に窓が欲しいが、いたずらに窓をつけると外観のバランスが崩れることもあります。
今回は道路から見える北側面を、既製品サッシがみえないよう計画しました。
2階のぬけとしてどうしても窓が欲しかった部分は木格子を配して、
デザインのアクセントにしつつ道路からの視線を遮蔽しています。
デザインはもちろん美しく!ですが、機能性と共存しないただのお化粧になることは避けるようにしています。
2階はそとん壁で仕上げ、1階と木格子はチーク系塗装した木板で仕上げて、おうちの表情をととのえました。
内部工事も終盤
内部では大工工事が終わり、内装工事に進んでいます。
寝室の壁には桐の無垢板を張りました。
間接照明で桐板がライトアップされます。
桐はとても柔らかい素材で、吸放湿性や吸音性にも期待しています。
主室の開口部も仕上がりました。
既製品を、極力サッシ枠を見せずに納めました。
造作木製サッシのような、フレームレスな印象です。
2階デッキも完成しました。
高台からの眺望は圧巻!!
「海が見たい」との当初のコンセプト通り、遠景に海が見えます。
内装の仕上がりが楽しみです。