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「女池の家D」建築部材を開発する

山田 剛山田 剛

「女池の家D」上棟しました

お天気に恵まれて、「女池の家D」が無事上棟しました。

上棟おめでとうございます!

低く、落ち着いたシルエット。

内部に入ると、南に向かって巾約4間の大開口がひろがります。

主室には大きな吹抜けと、OSFIX(オガスタフィックス)を計画。

街中の敷地ですが、明るく開放的な室内空間を実現します。

屋根のかかった広いアウターリビングからは、隣家の借景が。

内外一体の気持ち良い空間となりそうです。

切妻形状の屋根を利用して、小屋裏空間も。

勾配天井の室内空間と小屋裏空間をミックスした計画です。

欲しい建築部材を開発する

2階の平天井は構造がそのまま仕上げとなっています。

木の天井仕上げであり、構造計算上水平強度を高めるための部材でもあり、

そのまま小屋裏空間の床としても使用します。

ここには構造用合板として認定がとれた部材を使わなくてはいけないため、

ワイルドな合板を使用していました。

↓通常の構造用合板

仕上げとして見えるところなので、もう少し上品な部材が欲しい・・・

ということで材木屋さんと合板工場にご協力いただき、きれいな構造用合板を開発。

↓開発した構造用合板

通常の構造用合板より上品な仕上がりとなりました。

発注数量や納期などを工夫してコストも通常使用できるようおさえています。

 

先日新潟の合板工場を見学させていただきました。

材料の製造プロセスを知ることができると、新しいアイデアがわいてきます。

木材をいかに美しく、CO2の排出をおさえ、地元の材料を活用し、コストもおさえて、

関わる人たちがウィンウィンとなるよう活用するか。

わずかずつでもより良いモノづくりができるよう、プラスウルトラでがんばります。

 

 

 

山田 剛
設計部

山田 剛

設計部 一級建築士

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