2025年秋、社員旅行(研修)として三重県・奈良県に行ってきました!
まずは1日目、三重県の建物についてレポートいきます!
【旧上野庁舎 SAKAKURA BASE】
設計は、モダニズム建築を代表する建家、坂倉準三さん。高さが抑えられた水平的なボリュームとRCの架構の連続性が効いていて、とてものびやかなプロポーションです。
背景として、市町村合併後に取り壊し・建て替え計画が進んだが、住民投票の結果、建物の保存活用が決定しました。観光案内所・ホテル・図書館・カフェなどを備える複合施設へ再生されました。
図書館は来春OPENとの事で入館できず残念。
伊賀市は忍者発祥の地?とも名高く売店は忍者推し。家族で忍者のコスプレ(レンタルできるみたい)をして散策している方もいて楽しそうでした!
【海の博物館】
続いては、内藤廣さんの代表作「海の博物館」に立ち寄りました。
建築を学んだ方ならば一度は教科書などで目にしたことがあると思います。
間口5間の無柱空間を構成する大断面の集成梁のアーチ状の架構は圧巻。
敷地のランドスケープを活かし、半地下空間があったり、建物のプロポーションも低く抑えられています。
外壁は焼杉で、材の規定長さに合わせて見切りを入れ割り付けている。随所に情熱が感じられる。
こちらは収蔵庫
プレキャストコンクリート梁で大スパンを飛ばしています。
こちらもアーチ架構の連続性がありとても見ごたえがありました。
改めて、構造一体のデザインの合理性と力強さを再認識することができました。
【志摩観光ホテル ザ クラシック】
一日目の宿に到着。
設計は村野藤吾さん。築約75年で何度か改修されているものの、クラシカルな装いそのままに残されています。
ペントハウス?にあるお家程度のボリュームの棟がかわいい。
2016年の伊勢志摩サミットで使われたことでも有名です。
記念撮影したくなりますよね(笑)
宿泊してみると、風景、香り、そして感動的においしい朝食、空間の体験とあいまって、深く旅の記憶に残りました。もっと居座っていたかった。。。
1日目は以上です!
2日目へ続きます!