自邸がいよいよ着工!
念願だった自邸が、いよいよ着工を迎えます。
先月には地鎮祭も無事に執り行われました。

自分の家を設計することは、私が建築士を志したきっかけであり、ずっと描いてきた目標でもあります。
普段は「お施主さまのお住まいが無事に完成しますように」と祈る側ですが、今回は神主さんの隣に並び、自分の家のために手を合わせるという不思議な感覚でした。
これまで多くのお客様の住まいの竣工を見届けてきた中で、「いつか私も…」と羨ましく思ってきましたが、その日がついに近づいています。
これまでの計画について
お金のこと
私は貯金が不得意なのですが、気が付くと子供はもう3歳になり、家は欲しいけどお金を考えると不安だらけでした。
このタイミングで一度整理しなくては危険だと思い、ソニー生命でライフプランを依頼しました。
支出を見える化し、目標設定ができ、一気に視界がクリアに。

生涯をグラフにすると人生の短さも感じました。
早く快適な住まいで健康寿命を延ばしたい!

ライフプランが完了し、保険の見直しも行えたので、万が一への備えができたことで、大きな借り入れへの不安も軽くなりました。
土地探し
最初は、東区にある祖父母の空き家を建替えるという計画で進めていました。
ただ大きさは30坪。
オガスタのオーナーさまでもなかなかいないほど小さい敷地、更に北側道路・三方向を家に囲まれた環境。
「本当にここで良いのだろうか…」という迷いを抱えながら設計していました。
そんな時、なんとなくアットホームで東区の売地を見ていたところ、“ビビッ”とくる土地が。
夫に共有すると「いいね!」と即反応。

夫の通った小中学校の校区で、知り合いも近くに住んでいるという馴染みある地域だったようで、二人とも一気に気に入りました。
40坪と決して広くはありませんが、当初30坪で考えていた私たちにとっては十分に広く感じます。

角地ということもあり、数字以上の開放感もありました。
また、価格面も魅力的で、じゅんさい池が近く地盤もしっかりし、周辺環境も問題ないのに坪15万円以下という決め手がありったため、すぐ不動産屋へ連絡し、購入の意思表示をしました。
一つ大きな悩みが解消し、一層家づくりが楽しくなりました。
設計について
今回の設計の大きなテーマは「コンパクトな設計」。
私自身が広い家で暮らした経験がないこと、住宅の建築費が数年前より大きく上がっていることから、コンパクトな設計を心がけてみました。
その結果、40坪の小さな敷地ですが植栽のスペースも確保できる余白を残した計画になりました。
十数年後、子どもが独立して夫婦2人になったときの暮らしを想像すると、コンパクトな家は決してマイナスではないと考えました。
ただ、小さな土地のネックは「庭が持てない」こと。
ずっと憧れていた庭は難しいですが、オーナーさんの暮らしを見てきた中で“半外空間”の豊かさはどうしても諦められず、リビングを少しコンパクトにしてでも広めのバルコニーを確保しました。

そしていよいよ着工へ
そんな過程を経て、ついに着工です!
豊島さんのブログを読んで、更に楽しみです。
完成まで携わっていただく皆さま、安全第一でどうぞよろしくお願いいたします。

