オープンな間取りで、耐震等級3にする裏技

住宅設計
相模 稔相模 稔

耐震等級3とオープンな間取り


公共の建築にも同様の耐震性能が定められています。

地震の際の「避難所」に指定される、学校のような施設は、耐震等級2以上。

「防災の拠点」となる消防署や警察の施設は耐震等級3を満たすように強度を持たせてある。

一方で住宅の耐震性能は1・2・3等級。どの強度にするのかの定めはありません。
建てる人が任意で決めることになります。

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耐震等級2とは(阪神淡路大震災クラスの)1.25倍の地震力があっても倒壊しない程度。
等級3とは1.5倍の地震力にも倒壊しない程度の強さとされています。

 

1.5倍の耐震性にするには かなりの壁が必要になる

等級1が、等級2になると強度が1.25倍になるわけだが、単純に壁の量が1.25倍になればそうなるのかというとそう簡単な話ではありません。
壁の量は最低でも1.55倍にしないと2等級にはならず、
3等級にするとなると最低でも1.86倍も必要となります。

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(図は「住まいの水先案内人」より
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できれば全物件3等級ということを実現したいところですが、3等級ほどの壁量となると、壁をかなり意識して内部に設けた間取りにしないと3等級は実現しないと思ってください。

我々の普段やっているような「オープンなプランニング」にするには、等級2までは無理なく対応できますが、等級3となるとかなり現実的には難しくなります。

オープンなLDKで 耐震等級3を手に入れたいなら

どうしても耐震等級3の家にしたいんだよ。
という方がもしいるならば、

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相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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