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重度の化学物質過敏症の人の住宅はどうしたらいいのか?

住環境・健康

重度の化学物質過敏症の方の生活

かなり重度の化学物質過敏症の方とお会いした。

合板、塩ビクロスはダメなのはわかるけど、
無垢の針葉樹・蜜ろうワックスもダメ。 
針葉樹由来のVOC(揮発性物質)がダメで、
ワックスはエゴマがダメ。 
健康住宅の一般的アプローチでの手法でも通用しないほどの方です。 

モデルハウスは床下暖房なので、床下の空気は室内に循環します。
土台大引きで用いている、ヒノキの匂いが原因で
咳き込むという。

新築だと、構造と内装とを、気密シートのバリアーで
隔ててやらないとならないなど対策必要のようです。

他、電磁波もダメ・水道水の塩素もダメ。
ひとつひとつ対策を講じないとならないとおっしゃる。

当然、新築の完成内覧会は拷問なので行けないという。

日常生活も かなり大変そうで、
デパートなどはもってのほか。
重度の化学物質過敏症の方は基本的に出歩けないから、
それなりの数はいても、あまり人目に触れることもないとのこと。
仮に外出の際にも、活性炭入りのマスクの着用は外出時には欠かせません。

いちばん反応するのが、衣類の柔軟剤の香りだそうです。 
私もあれは すごい苦手です。

現代社会は無駄に香りのするものに溢れています。
 むだな「香害」は 色々ありそうだ。

 

化学物質過敏症の FB座談会

以上を FB上で流したら、にわか座談会になりましたので、
転載許可をいただき、抜粋して公開します。

 

早坂淳一様 東京:住宅コンサルタント
知り合いの方(医師)によると、
消臭除菌スプレーに含まれる「Quat」
(第四級アンモニウム塩)は、化学物質過敏症には最悪とのことです。
その方の仕事場は、最近大型車椅子でも出席できるように
『バリアフリー改修』を進めているそうですが、
新築された事務所はもちろん、
仕事場も化学物質に対する『バリアフリー改修』は、まだまだの様子です。

 

大塚 伸二郎 様  兵庫:工務店経営
うちの奥さんも洗剤は苦手で、
高級レストランにありがちな匂い付きお手拭きが無理みたいです。
僕個人は、自然塗料の甘い柑橘系があかんです。
樹種選定については、パッチワークテストがよいみたいですね。
指で円をつくって、木の匂いを嗅いでもらって
力が抜けちゃう木を選ぶのをやめるという。
お医者さんでやるやつ。
結果、杉がNGの方が多いとききますです。

相模 稔
その方曰く、 杉檜はNG  ゆいいつ もみの木はOKという。
香り成分が少ないもの、栂(つが)とかもいいのかな?

大塚 伸二郎
もみの木ですが、棺桶に使う木ですね。。。
逆説的ですが、理にかなっているということかもです。
腐りやすい木は、油脂も少なく、芳香性もあまりないということか。

 

関尾 英隆様 神奈川:工務店経営
毎晩一つ一つ布団の横に建材を入れた瓶を置いて、
建材へのアレルギー反応をチェックすることから始まります。
リスクも大きいので専門家に任せる方がよろしいかと思います。

 

菊池 洋壽様 青森:工務店経営
昔、重度の化学物質過敏症の妻とアトピーの子供二人がいる
一般ユーザーの壮絶な家づくり奮闘記みたいな本を読みました。
「健康な家に住みたいな」だったと思います。
プラ建材はもちろんのこと、自然素材も辛いというので思い出しました。
外に行けば色んな所から嫌な匂い。
家に居ればコンセントの中からも嫌な気が出てるというその方は、
結局、本格的な高気密高断熱の家の中に居るのが一番ラクだそうです。
新築した高気密高断熱の家はビニルクロスや新建材も使っているけど、
適切な計画換気されているからか気にならなくなったという事のようです。

 


田頭 聡子様 岡山:設計事務所経営
私も何度かそのレベルの方のお仕事をしましたが、
打ち合わせの時は何度も水洗いした服でこちらもノーメイク、
寒くても野外の風通しのよい場所での打ち合わせでした。
中古のリノベも結局難しいかったです。
人里離れた+田んぼがない場所を探すところからしてました。
アレルギーテストとかし
て何とかその方の住める家は造ることは出来るのですが
、その後の周辺環境の変化や家庭内での問題
(生活にお金がかかるので)で暮らせなくなるっていう
悲しいパターンもありました…。
本人も家族も本当に大変だと思います。

 

星旦二様  東京 首都大学東京 名誉教授
腸内細菌の力借りましょう。免疫力アップ。抗生剤最悪です。

(過敏症は免疫の異常なので、免疫を司る腸内環境改善が有効とのこと)
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座談会を終えてのまとめ

街中に住めば工場の排気で苦しみ、
田舎に住めば 田んぼの農薬に苦しむ。

住宅に全てを解決できるわけなく、
医療や生活習慣などトータルでよくしないと
救われないとならないなと感じました。

水道の無い 2mも雪の降る山奥の築100年の家に住んだ人の話しも聞きました。

新築をしてから1年間は空き家にして
揮発性物質が抜け切ってから住んだという話もありました。

ここまで重症の方は、
築年数の古い家を、使い素材を吟味しながら
リノベーションするのが一番の対策になると感じました。

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