みんな家づくりに夢中
お客さまとの打ち合わせの風景を覗いてみると、気合の入った方もいらっしゃいます。
ノートにびっしりと、やりたいことのアイディアをまとめていたり、以前ブログで紹介したAIレコーダーを、個人なのに購入して臨んでいる方も。
SNSを見ていても、家づくりをめぐる話題で盛り上がる様子が日々あふれています。
「家のことばかり考えていて、自分でもちょっと怖いくらいです…」
「夜中まで間取りを調べていたら、夢に出てきました(笑)」
そんな投稿を目にするたびに、家づくりに夢中になっている人が本当に多いんだなあと実感します。
でも、ここまで熱中しているのを見ると、ふと「これって、ほとんど中毒なんじゃないか?」と感じることもあります。
「中毒」と聞くと、なんだかネガティブな印象がありますよね。
アルコール中毒、スマホ中毒、ギャンブル中毒、ゲーム中毒…
「やめたくてもやめられない」「依存してしまう」そんな言葉とセットで語られがちです。
中毒性があるくらい家づくりは面白い
でも、ちょっと見方を変えてみてください。
人が“中毒”になるのは、それが心や体に報酬を与えてくれるから。
快感、安心感、達成感、満足感——つまりポジティブな感情です。
それならば、家づくりに夢中になることは、「良い家を手に入れるために必要な力」かもしれません。
実際、家づくりに没頭している人は、間取りの本を読み漁り、SNSで事例を探し、施工会社を比較し、素材にこだわり、寸法に悩み、何度も打ち合わせに足を運びます。
それは、“自分と家族の人生”を本気で考えている証拠。
住宅とは、人生を過ごす「器」だからこそ、それだけ真剣になる。
中毒に見えるほど没頭できる——それは誇るべき情熱です。
私たちは、そういう方に出会うたびに感じます。
「この家は、きっといい家になるな」と。
こだわる人の家は、きっと豊かになります。
夢中になった人の家には、後悔が少なくなります。
だから、どうか自分にこう言ってあげてください。
「夢中になっていいんだよ」と。
情報に振り回されることもなく、夢中になって向き合えたなら、
そんな自分を、ちょっと誇らしく思ってもいいのではないでしょうか。
家づくりというものは、それだけ“中毒性のある魅力”を持っているのです。