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太陽光発電 実際の稼働状況調査

太陽光発電の実際の稼働状況

先日「弥彦の家B」の半年点検に伺いました。

こちらのお宅は太陽光発電パネルを5.1Kw搭載。

今年の1月~5月までの発電状況を調査させていただきました。

1月は日射量が少ない、積雪がパネルに載っているなどの条件によって発電量は少ないです。

3月からグッと発電量は増え、4月からは消費量より発電量が大きくなっています。

発電シミュレーションとの比較

太陽光発電を施工する前に、発電効果をシミュレーションしています。

今回のシミュレーション状況はこちら。

1月はシミュレーションより約30%発電量が少なく、

2月はほぼシミュレーション通り、

3月はシミュレーションより約40%発電量が多く、

4月はシミュレーションより約10%発電量が多く、

5月はシミュレーションより約10%発電量が多いという結果でした。

もちろん毎年の天候により発電量は変わりますが、おおむねシミュレーションより10%くらい

多く発電するのかな、という所感です。

シミュレーション通りだと太陽光発電の導入コストを8年程度で回収できる想定ですが、

もう少し早まるのかもしれません。また電気代があがると、その分太陽光発電の費用対効果も高まります。

電気代を節約するには

現在の売電価格は1Kwあたり17円(売電を開始した時期により異なります。)

東北電力の従量電灯Bプランの電気料金は、

1Kwあたり約40円+再エネ賦課金1Kwあたり1.40円+燃料調整費▲約9円=1Kwあたり32.4円

+基本料(1500~2000円程度)

(2023年6月8日現在 参照東北電力HP202306.pdf (tohoku-epco.co.jp))

となります。上記電気料金は政府の補助を含んでいます。

政府の補助は今年の9月まで続く予定です。(参照NHKHP電気・ガス料金の負担軽減 家庭の値引き額は? 経済対策でどうなる | NHK)

太陽光発電設備で発電した電気は、売電すれば17円、自家消費すれば32.4円(各ご家庭の状況により数値はことなります。)とも解釈できます。

自家消費率を高めれば、発電した電気をより効率的に利用できます。

自家消費率を高めるための具体的な手法としては、

・エコキュートを昼間湧き上げ設定する

・家電の運転を昼間に行うようにする 例:食洗器や洗濯機、乾燥機、ロボット掃除機などタイマー機能の活用

・昼間にエアコン空調を強設定して、建物に蓄熱させる(寝苦しいほど暑い・寒いにしては本末転倒ですが・・・)

・蓄電池や電気自動車に蓄電し夜間利用する

などが考えられます。太陽光発電設備で発電した電気を、いかに効率的に自家消費にあてるかが電気代節約のカギとなります。

エネルギー高騰時代に身を守る手段として、太陽光発電は有効な状況を示していました。

 

 

 

 

 

 

山田 剛
設計部

山田 剛

設計部 一級建築士

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