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構造計画~大空間と耐震性を両立させる~

山田 剛山田 剛

許容応力度計算

弊社の物件は全て、許容応力度計算という構造計算によって建物を計画しています。

壁量計算や性能表示計算より詳細な計算方法で、部材1本1本まで計算して検討します。

一般的な木造住宅の構造計算は3種類あり、ざっくり表すと以下のような特徴があります。

大空間をつくる

小さい空間がたくさんある建物であれば、耐震性を高めるのは難しくありません。

柱や耐力壁(地震など水平方向の力に耐えるための壁)をたくさん計画できるからです。

難しいのは大空間を作ること。

柱も壁も、たくさん計画することができません。

大空間をつくりつつ、耐震性も確保するよう計画を練ります。

勾配天井大空間の例。

1,2階に大きな空間を作り、吹抜けでつなげた例。

上記はいずれも耐震等級3の建物です。

室内に立つ柱が少ないのが見てとれます。

大空間が作れれば、その中に小空間を自由に作れるので設計の自由度が増します。

そう考えると、昔の田の字間取りの建物はよくできています。

大黒柱があって、その周りをつなげると大空間。

耐震性は低いかもですが・・・

シンプルな構造を計画する

大空間を意識して構造計画を練りつつ、シンプルな構造となるようブラッシュアップしていきます。

構造をシンプルにすることで、

・構造的に無理のない、高強度な構造体となる

・基礎の計画がシンプルになる

・上記の結果コストダウンにもつながる

と良いことづくめです。

シンプルな基礎の例

シンプルな基礎は、配管など施工がしやすく、床下を移動しやすいのでメンテナンス性も高まります。

床下エアコンを採用する場合は、立ち上がりの少ない基礎計画のおかげで

暖気が回りやすくなります。

そして作りやすいということは、品質を確保しやすいということでもあります。

難しい計画は、あたりまえですが施工が難しいため品質確保の難易度が高くなります。

 

間取りを考えることはもちろん大切ですが、その前にシンプルで頑強な構造体を計画すること。

その構造体の中に、美しく使い勝手の良い間取りを計画していくという順番が重要だと考えています。

 

山田 剛
設計部

山田 剛

設計部 一級建築士

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