伊勢神宮
二日目は早朝から伊勢神宮へ向かいました。
「人生に一度は訪れたい」と言われる場所だけあって、朝から多くの参拝客で賑わっていました。
伊勢神宮の建築は、檜の白木を使った神明造が特徴で、装飾がない直線的な姿が印象的です。
また、伊勢神宮では、20年ごとに社殿を建て替える式年遷宮という伝統が受け継がれています。
これは単に建物を新しくするだけでなく、技術の継承や木の文化の維持などという意味も込められているそうです。
約1300年もの間、一度も途絶えることなく続いてきたことに、日本の文化の奥深さを感じました。
自然と調和した静けさの中で、身も心も洗われるような時間を過ごしました。
おはらい町・おかげ横丁
参拝のあとは、門前町のおはらい町とおかげ横丁を散策。
古風な町並みとお土産屋・飲食店が立ち並び、歩いているだけで楽しくなる場所です。
お昼はおはらい町で、伊勢の名物であるてこね寿司と伊勢うどんを堪能しました。
今年のマルシェでのオガスタフードは伊勢うどんをご提供します!
室生寺(むろうじ)
午後からは奈良方面へ移動。
続いて訪れたのは「女人高野」として知られる室生寺。
朱色に塗られた橋を渡ると見えてきます。
かつて女人禁制だった高野山に対し、女性の参拝を許していたことからこの名で親しまれています。
境内には日本で最も小さな五重塔があり、その姿は繊細で美しく、山の緑に映えていました。
さらにその先を見上げると、、、終わりの見えない石段が続きます。
後から調べると700段ほどあったそうで、頂上で足はプルプル。
余裕の笑みを浮かべる刈谷さん。
なんとか辿り着いた奥之院は、清水寺のように懸造で支えられた建物で、自然の中に静かに佇んでいました。
がけ地に建つ奥の院は懸造りによって支えられています。
懸造りは、釘の代わりに貫という部材で柱を格子状に固定し、建物を支えています。
圓城寺(えんじょうじ)
最後に訪れたのは圓成寺。
拝観時間ぎりぎりの到着でしたが、ちょうどいらっしゃった住職の方が快く案内をしてくださいました。
圓成寺は室町時代に建てられた阿弥陀堂が国宝に指定され、今も大切に守られています。
内陣は撮影禁止ですが、1尺ほどある4本の柱に阿弥陀二十五菩薩来迎が描かれており、とても印象的でした。
鎮守社:同寸・同形で、日本で最も古い春日造り
2日目では、長い年月を経ても受け継がれてきた伝統と文化にたっぷりと触れることができ、これからもこの美しい景観が続いてほしいと感じました。
3日目に続きます!