「母を囲む家」先日お引渡ししました。
高齢の母と娘が互いに寄り添い、日々を分かち合いながら無理なく暮らす「二世帯」の「終の住処」です。半屋外の下屋が取り囲む、低く伸びやかな1階から、2階が小さく飛び出すような形です。家の中心に置く「母のテーブル」に母が鎮座し、その母を中心として、諸々のスペースが間仕切りなく「円環」するように配置されています。バリアフリー的な方法や設備機器、仕上げ材や飾り物は、この円環を構成する一つ一つの要素になっています。
「お母さん」のために、皆で協力して家をつくり上げることができました。お施主様、現場監督さん、職方の皆さん、どうもありがとうございました!
この家では、機能や合理、性能を越えたところの人間的な「飾る」ことも大切にしています。飾ることは生活を楽しむために有効であり、人生を味わい深いものにしてくれるのではと。お施主様にも飾ることを気軽に楽しんでいただけたらなと思っております。


















