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「網川原の家C」お引渡ししました。

ゲンバLIVE!
塩谷 英一塩谷 英一

床下エアコン1台で、家全体が温かい。

1階と2階とで温度差もなく、家の中で「寒い場所」がないということに、お施主さんも満足されておりました。また「暑すぎる」ということもなく、一年を通して一番過ごしやすい5月中旬から梅雨入り前のように、朝晩、日中ともに「暑くもなく寒くもない」季節が好きとのことで、それと同じような感覚を今後、厳冬期も含め一年中体感できることに期待を込めていらっしゃいました。

星と太陽と風をつかまえる。

この家は、施主の「北極星が見たい」という何となくの言葉から設計が始まりました。新潟市中央区の住宅が密集する街中で、三方を隣家に囲まれ、庭が十分に確保できない敷地でしたが、南側には敷地境界周辺に偶然生まれる、都市的な魅力ある「隙間」や「空地」を手掛かりに、「冬の日射」、5月と10月の「自然通風」、地面から空まで縦長に切り取る街区の「風景」を獲得しました。また北側には北極星とつながる場を設えました。これらの要素は、自分の家にとっての私有ということだけでなく、街に開いて共有されることで、街並みと緩やかに関係が結ばれることを試みています。

お施主さんは「石を拾い、星を観る」人でした。

糸魚川・姫川の石は、古代から航海者の道標や守り石として用いられた歴史があります。同じく北極星は、古くから旅人や船乗りの「不動で不滅」の目印として存在してきました。「石を拾い、星を観る」というお施主さんの姿勢は、何かしら「確かなモノ」を静かに見つめる営みに感じられ、宮沢賢治が岩手の自然のなかで『銀河鉄道の夜』を構想したのと同じような世界観を、勝手ながら感じたりしてしまいます。この家が、家族にとっていつでも安心して帰ってこられる場所となることを心から願っております。

お施主さん、この度はおめでとうございました。現場監督さん、大工棟梁、職方の皆さん、心から感謝しております。どうもありがとうございました!

 
階段の手すりは、建替え前の和室の床柱として使っていたモノを、解体時に救出・加工して再生。


窓の落下防止手すりも、建替え前の和室の床柱を、解体時に救出・加工して再生。

隣家が迫った南面の敷地境界周辺に現れる隙間。街区と街区は、いくつもの「隙間」や「空地」で緩やかにつながれています。


ヒスイの原石と信じている鉱石。施主が若い頃に自ら糸魚川の姫川で拾って大切に保管しておいたものを踏み石として再生。重すぎて持てません。

糸魚川で自ら拾った多種多様な鉱石。

 

塩谷 英一
設計

塩谷 英一

設計部 設計統括 一級建築士

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