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緑のカーテンをつくる

ゴーヤで緑のカーテンをつくろう

夏の電力不足の対策に、冷房負荷を減らそうと、「緑のカーテン」が広がっております。

夏を涼しくするためには 「遮熱・日射遮蔽・高断熱・通風」という要素が必要です。

緑のカーテンは、建物の外側に日射遮蔽の膜を作るわけで、特に南側の大きな開口部付近に設けることで、建物への日射を削減します。

私どもの設計ルールでは、建築的に南側の窓への日射を避ける「軒・バルコニー」をすることにしていますので、原則として南側は不要です。

しかし、西日は、横から差し込むので軒からの遮蔽は難しい。

そういう窓に、緑のカーテンは有効になります。

また、「内野の家B」「かぶとやまの家」は、パーゴラに絡み付く、ノウゼンカズラで緑の屋根を形成しようという計画で、これが成長しきるまでには数年がかかる。

そこで、今年は南面の窓が無防備なので、まずはこの2件は優先的に緑のカーテンづくりをサポートしました。

 

 

 

 

緑のカーテンは人気沸騰で、もうすでにホームセンターで苗が売り切れているという情報もあります。私は、震災後すぐに通販でゴーヤの種を入手し。外気温が上がる4月下旬から育苗を開始しました。

 

育苗には温度が25度以上は欲しいというので時期を待っていたのですが、発芽育苗を、車の中ですれば、温室代わりになるということを発見しました。

来年はもう数週間早く苗を出せるようにしよう。

H3mxW6m程度のカーテンを作るのに、苗は3つ程度必要。

30ポットほどできたので、10件分ほどには出せそうです。

緑のカーテンつくり方

種のでっぱりを爪切りで切ってあげて、水に浸したティッシュの上で発芽させる。

温度が25度程度欲しいので、日の当たる車の中、露地であればトンネルを作り温度をキープする。

 

② 5日程度で根が出てくる。1cm根が出たら、ポットに移植。プランター用土でよい。

本葉が育つまで変わらず温度はキープする。 水やりは毎日欠かさず。

 

③ 庭土に堆肥を混ぜ合わせうねをつくる。 庭土の状態が悪い場合は大型プランターで対応する。

 

④ ネットを取り付ける。 このようなパーゴラがあれば完璧。 普通の家はないと思うので外壁に金物を取り付け斜めにネットを張るとよいでしょう。

私らの場合は、杉板が多いのでそこか、現しの垂木に金物を取り付けます。

窯業系サイディングの場合は、下地胴縁にめがけて金物を取り付けないとなので、施工依頼した住宅会社にお問い合わせください。

2階にバルコニー笠木があれば便利ですね。

長期的に続けていきたいということであれば、写真のようなパーゴラを追加なさると便利です。

⑤ うねに植えつけます。間隔は2~3離しましょう。それで十分です。

⑥ 最初の1m程度まで伸びたら、摘み取り、脇芽が伸びて横に這うようにさせます。

⑦ 土の表面が乾いたら水やり。露地であれば保水力がプランターよりあるので水やり頻度は少なくなるメリットがあります。

⑧ 開花後2週間程度の収穫できます。

ゴーヤはゴーヤチャンプルー以外に調理法を知りませんが、漬物などもよいと聞きます。ビタミンCが豊富で、糖尿や高血圧に効果があり、夏バテ防止によいということです。

 

実を一つ完熟し炸裂するまでそのままにしておけば、来年の種が取れます。

ぜひ 夏を涼しくそして健康にもよい【ゴーヤの緑のカーテン】に取り組んでみてはいかが?

 

相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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