川の畔の小さな家「小口の家」
川の畔の小さな家
設計:阿部 誠治
監督:波潟 靖
- 設計コンセプト
- 新潟市中心街から少し離れ、峠を越えた能代川の畔、昔は材木等を運搬する船の船着き場だったという土地での住宅計画です。
南西には川と野原が広がり、奥には標高の高い山々を一望できる素晴らしい景観が特徴でした。
そこで、それらの景観を取り込みながら、自然豊な周辺環境に溶け込むような外観をイメージし、設計しました。
- 外観・内部空間
- 山小屋をイメージした大屋根形状からひょっこりと顔を出す煙突が特徴。
前面道路に対して平行とせず、リビングに設けた大開口サッシからの景観を基軸に傾きを持たせた配置にしています。
薪ストーブ周りの壁面には施主様自ら選んだタイルを使用、キッチンにも青の同系色タイルを使用することでインテリアのアクセントとしています。
お料理好きな奥様が対面型フラットキッチンに立ちながら景色を一望できるのもポイントです。
- 規模・構造
- 敷地面積:149.44坪
延床面積: 28.60坪
木造在来工法 2階建て(大屋根による一部吹抜け)
- 住宅性能
- Q値:1.39
UA値:0.43
暖房負荷:51.2
冷房負荷:12.9
暖房:薪ストーブ
冷房:壁掛エアコン