物見櫓の家「三条月岡の家A」
設計:阿部 誠治/監督:大越 志乃
- コンセプト
- 三条市月岡にある小規模分譲地の一画での新築計画。
西・東側道路の57坪の敷地で外壁後退や北側隣地への日照配慮および敷地の高木植栽などを定めた街並みガイドラインがある。
子育てがひと段落した若夫婦のためにコンパクト、省コストでありながら楽しくあたたかな暮らしができるよう計画した。
- 外観
- 総2階建て。屋根形状は街並みガイドラインで推奨されている寄棟屋根に腰屋根が組み合わさった形状とした。
東西面は開口部を絞り、南面は大きく開く作りとなっている。建物中央部の物見櫓がアクセントとなり分譲地の中の気になる存在。
外壁は1階部分が杉板張りのウッドロングエコ仕上げ、2階部分がガルバリウムとなっている。
物見櫓は日照眺望ともに良好な東、南面のみ開口部を設けた。バルコニー部分が一部凹み表情となっている。
- 内観
- 4.5間×3.5間のコンパクトな平面とした。玄関は広めの土間とすることでご主人の趣味スペースを確保している。
リビングスペースは中央部が吹き抜けとなっており、コンパクトでありながらも高さ方向に広がりが感じられるように工夫した。キッチン回りは奥様のお好みのペンダント照明や、手仕事感のあるタイル、ダイニングはちいさな半円状のオリジナルテーブルなどが設えられることで魅力的で愛らしい雰囲気を醸し出している。
木製建具は建て主さんのご友人が丹精込めて作り上げた一品もので技巧を凝らした素晴らしいつくりとなった。
2階は中央部の吹き抜けをぐるっと回れるような回遊動線があり書斎やバルコニー、個室が配置されている。寝室はバルコニーや書斎と直接つながることで特別感のある場所ができた。
最上階の物見櫓からは山並みが一望できる。
- 規模・性能
- ■敷地面積 57.3坪 (189.4㎡)
■延床面積 30.1坪 (99.5㎡)
■Ua値:0.4 W/㎡K
■Q値:1.17 W/㎡K
■暖房負荷:34.9 kWh/㎡
■冷房負荷:14.5 kWh/㎡
■空調計画:床下+吹き抜け
■耐震等級2
■木造在来工法 二階建て































