OWNERS COLUMN & INTERVIEW

オーナーズコラム&インタビュー

vol.5 四季に巻き込まれて生きる、新潟暮らし

新潟暮らしで、毎年巻き込まれているものがあります。四季です。

私が生まれ育った仙台は、四季の変化はあっても、生活がひっくり返るほどではなかった。
寒くなっても暑くなっても、年中チャリ生活が可能でした。

新潟でチャリ?
……乗ってる人、ほぼいませんよ。(見附市在住・私調べ)

新潟でチャリ生活をしようとしたら、たぶん命懸けというか、もはや修行です。
なぜなら、空がだいたいいつも鉛色で、
「今は降ってないだけ」の雨が常に待機しているから。

(※このへんの話は【vol.2のコラム】でも書いています)

vol.2 移住1ヶ月で心が折れた話

新潟の四季を何かに例えるなら、「喜怒哀楽」。
感情の起伏がそのまま天気になった、みたいな四季です。

そんな四季たちに、気づけばしっかり巻き込まれながら、
なんだかんだ楽しんでいる自分がいます。
今回はそんなお話です。

 

春|庭と一緒に目が覚める季節

結局、ここで全部を許してしまう季節です。

春がやってきて、一斉に木々が青々としていく感じ。
雪の下で静かに眠っていた宿根草たちが、次々に芽吹き始めると、
「あ、来たな」と春を実感します。

待ってました!という勢いで、
庭づくりに、庭ごはん、庭遊び。
この季節は、外にいる時間が一気に増えます。

そして毎年、冬の記憶はだいたいここで消えます。
「新潟、いいな」と思いながら。

 

夏|雪国という前提を、平気で裏切ってくる

雪国新潟が、めちゃくちゃ暑い県だって知ってましたか?
私は知りませんでした。

暑さにめっぽう弱い私は、夏になると電池切れの人間になります。
元気、ログアウト。

子どもたちはプール三昧で楽しそうですが、
私は家に引きこもり、静かに夏眠。


 

……とはいえ。
新潟の夏には、長岡花火があります。
日本三大花火のひとつです。

さらに、日本最大級の音楽フェス・FUJI ROCKも開催されます。

暑すぎるけど、ちゃんとご褒美も用意されている。
こういうところが、新潟のずるさだと思う。
新潟の夏、なかなか手強いです。

 

秋|一瞬だけ現れる、ご褒美の季節

庭の木々が色づき、景色が少しずつ変わり始める頃。
このタイミングで我が家は、
「これが今年最後!」とばかりにキャンプへ行ったり、
ウッドデッキごはん、庭遊びを満喫したりします。


新潟の秋は、たぶん思っている以上に短くて、
毎年のように「え、もう秋終わった?」と言っている気がします。

 

冬|子どもは天国、大人は修行

新潟の冬といえば?
雪。100人中100人がそう答えそうです。

私が住む見附市は、普通に、たっぷり降ります。

子どもたちは雪が降ると大喜び。
今では勝手にスノーウェアに着替えて、外へ飛び出していきます。

大人たちはというと、
朝の雪かきに、静かに覚悟を決める季節。

そして春になると、その記憶は都合よく消えます。
新潟の人たちは、たぶんこうやって生き延びています。

 

こんな四季があるから、発酵がうまくいくらしい

先日、発酵食品を作っている会社の方の話を聞く機会がありました。
そこで聞いた話が、「なるほど新潟…」と妙に腑に落ちたんです。

新潟は、発酵食品づくりにとても向いている土地なんだそう。

理由は、「気候」と「雪」。
雪に包まれることで、時間の流れが少し緩む。
それが、発酵にはちょうどいいらしい。

味噌や醤油、日本酒、漬物。
この土地に発酵文化が根付いたのも、なんだか納得です。

つまり新潟は、人にはわりと容赦なく、菌にはとてもやさしい土地。
四季に巻き込まれながら、ゆっくり育つのが得意な場所なのかもしれません。

 

四季に巻き込まれるくらいが、ちょうどいい

こうして並べてみると、
「新潟暮らし、なかなかヘビーでは?」と思われそうですが、
飽きっぽい私には、これがかなり好都合。

大雪が降れば、なぜか少しワクワクして、
暑すぎる夏が来れば、「これは逃げるしかない」と旅行計画を立てる。

四季に巻き込まれながら、次の楽しみを探す。
このメリハリこそが、私にとっては最高のエンターテイメントなのかもしれません。

新潟が発酵に向いている、という話を聞いて、
「ああ、人も同じだな」と思いました。

急がされず、放っておかれて、
たまに大雪に埋もれながら、
気づいたら、なんかいい感じになっている。

人も、暮らしも、発酵も。
新潟では、だいたい時間がかかります。

でも、時間がかかるものほど、あとからちゃんと、味が出る。
私もこの土地で、じわじわ発酵中…だといいな。

……とはいえ。
次回は、容赦なく人を試してくる新潟の冬の話をしようと思います。
今年の雪は、本当に罰ゲームでした。(小声)

 

ウメ

ウメ

宮城県から新潟へ移住。夫婦・娘2人(6歳と3歳)の4人家族です。 縁もゆかりもなかった新潟県に移住した、私たちの移住物語を綴ります。 約200坪の敷地に三角屋根の家。広い庭と外遊びを楽しむ暮らし。

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