第1回のコラムでも少し触れましたが、
新潟に惚れ込んだきっかけはキャンプでした。
正確に言うと、
「キャンプが特別なイベントじゃなくなる距離感に」です。
そう。
新潟、キャンプするにはちょっと都合が良すぎます。
すぐ近くにテントを張って眠れる場所がたくさんある。
しかもありがたいことに、
少し車を走らせれば、お隣の県も含めて選択肢がいくらでもある。
移住して、子どもが生まれる前までは、
夫婦で年間20泊くらいキャンプをしていました。
今思うと、ちょっとやりすぎです。
友達には「家いらないじゃん!」と良く言われていました。(笑)
子どもが生まれてからは、
さすがにペースは落ちましたが、
それでも年に10泊くらい。
減ったとはいえ、生活から消えることはありませんでした。


外で食べると、なぜか美味しい
キャンプの醍醐味はやっぱり”外ご飯”ではないでしょうか。
家族や友達と作るご飯っていうのも特別だし、自然の空気に触れながら食べるから感じる”おいしい”もあるなと思います。
普段食べられない友達の手料理を食べることもできるし、
新しい料理に出会えることもある。
その土地の道の駅やスーパーに行って、その土地の食材を買って調理するのも楽しい。
普段なら絶対やらないような、手間のかかる料理も、なぜかやる気になるから不思議です。


心も体も、丸裸。
そしてもう一つの醍醐味、
キャンプって不思議なもので、人と人との距離がグッと縮まる感覚があります。
焚き火を囲むと、普段話さないような話が自然とできたりしちゃうから不思議です。
「おはよう〜」とテントから出てくると、
みんなスッピンで髪の毛ボサボサ。
昨日あんなに語っていた人も、朝は普通に寝ぐせです。
着飾らない姿を見せ合いながら、
誰かが火を起こし、
誰かが黙って皿を洗い、
誰かがコーヒーを淹れてくれる。
役割分担なんて決めていないのに、なぜかちゃんと回っていく。
不思議だけど、すごく自然。
ああ、
人間って、本来こうやって生きていたんだなって思います。
現代人、時間に追われて忙しすぎるよ。
▲子供達も水たまりとカエルだけで楽しい
結局、庭ではやらなかった
家を建てるとき、
「庭でキャンプができたら最高だよね」と本気で話していました。
実際、テントが張れるスペースも確保しました。
庭キャンプ?
え?一度もしていませんよ。(笑)
なぜなら、新潟では、車を少し走らせれば、
ちゃんとした自然が、すぐそこにあるから。
結果、庭はもっぱらプールとバーベキュー担当です。
キャンプ場になる日は、いまだ来ていません。
これって、住んでみて初めてわかった新潟の魅力でした。
キャンプと、新潟での暮らしはよく似ている
キャンプで感じていた、あの心地いい人との距離感。
困ったら自然に助け合える関係。
それは、
雪かきを通じたご近所付き合いや、
声をかけ合う新潟での暮らしと、
なんか似ているなと思います。
キャンプが好きで新潟に来たのか、
新潟に来たからキャンプが好きになったのか。
もう正直どっちでもいいんですが、
自然に助け合えるこの感じが、
私にとっての「居心地の良さ」なのかもしれません。
次回は、キャンプ場にしようと思っていた庭が、
今どうなっているのかを書いてみようと思います。


