新潟で太陽光発電パネルはのせるべきか? (2020年版)

相模 稔相模 稔

地球温暖化対策として、
化石燃料に依存しない社会が求められております。
住宅建築の際には、エネルギーを家庭で作れる、
太陽光発電(PV)の設置を検討しましょう。

温暖化対策だけでもなくとも、東日本震災以降、

非常に搭載する方が増えましたが、理由は単純に儲かるからです。

オガスタ事務所にしろ、歴代モデルハウスにしろ、全て搭載しているのも単純にソロバンが合うからです。

推奨しておりますがPR不足で設置率が伸び悩んでいてようで、
いろいろ誤解も偏見もあるようなので、
最新の2020年度の状況を踏まえて、ご検討材料としてください。

2020年はチャンス

固定価格買取電力(FIT)の単価も安くはなりましたが、
近頃、PVの設置工事の金額がかなり安くなってきて、
長期的には確実に投資回収できる水準になっております。
経済メリット意外にも、様々なメリットがあります。

今後はFIT制度そのものはしばらくは終了しないとしてますが、売電単価は下げていくので利回り低下は確実で、好条件で搭載できるのは、最後のチャンスかもしれません。

収支シュミレーション

35坪程度の総二階の建物の切妻屋根の、
(小新モデルハウス程度)片側に
全面設置している状況を想定しています。

設置能力、4.26kw
新潟での実績は、方位や地域、シーズンにより
年間の発電量は異なりますが、能力に1000~1200をかけると、
実際の発電量の範囲になるそうで、中間値の1100で試算しました。

東北電力との契約プランは、
よりそう+シーズン&タイムの一択です。
この契約プランは、発電量の多くなる昼間に電力単価が高くなるが、
夜間の電力が割安になります。
昼間は自家消費率が高くなるので、最適です。

 

(図上:日本ハウスHPより  図下:東北電力力HPより転載)

自家消費と売電の電力単価
4.23kw設置とすると、1/3は自家消費。
2/3が余剰電力として売電と試算しました。
自家消費は料金単価の高いゾーンでの請求が、晴れてさえいればほぼゼロになります。
余剰電力の単価は年度ごとに見直され、
2020年設置の方は21円と決まりました。

10年で投資回収は難しいが、25年ではかなり得になります
10年間での投資回収は厳しいですが、
ソーラーパネル自体は30年程度の耐久性があるとされてますので、
その後パワーコンディショナーを交換し、
パネルは耐用年数まで使い切ることで、
長期的に見れば確実に投資回収ができる試算結果になりました。

経済的メリット以外のメリット

① 地球温暖化対策に貢献できる
② 南側の屋根が二重通気屋根になることで、2階の夏の天井温度が低下する。
③ 節電意識・エコ意識が高まり、さらに電力消費が減る。
④ タイミングが合えば補助金ももらえるかも。 (ZEH対応が必要)
⑤ 災害時・大規模停電の備えになる。 (これが一番欲しい心に響く?)

たぶん、消費者意識は 花より団子。 ④⑤②の順で関心が高いのでは?

デメリット  (搭載条件)

① 屋根のかけ方をPV搭載に最適化する必要がある。
(外観上の好みよりも、方位と面積を満たす必要性)
② 落雪への配慮が必要。
具体的には南面は軒先よりも2mの範囲は駐車スペースに適さない。
どうしてもという場合は、折半タイプのカーポートで保護する。

よくある疑問

機械故障や自然災害でのリスクはないのか?

答え:
10年間の保証期間における故障に関しては、
メーカーが無償で対応します。
落雷などの自然災害によってダメになった場合は、
住宅に備わった設備になりますので、火災保険の対象になります。
また、ソーラー太陽光発電は稼働部分がなく、
極めてシンプルな構造のために故障が落ちにくい特徴があります。
現実問題、今まで故障の事例には当方では遭遇しておりおりません。

 

元が取れないのではないか?

答え: 10年経過後に投資が回収できます。

 

補助金がもらえるのですか?

答え:
ZEH補助金は2020年も実施され、行程にもよりますが、
対象になることもあります。
2020年は、60万円の固定金額の補助金となる見込みですが、ZEH補助金の申請をしても必ずもらえるわけではありません。

さらに、申請に伴って適合する基準を満たすために、
各種設備のアップグレードや、登録料などの経費がかかるために、
全額安くなるわけではありません。
また、パネルの設置枚数を今回の試算以上に
搭載しなければならなくなることもあり、
屋根形状に関してはかなり限定されてきます。

以上のように、過剰に補助金に期待はされないほうがよろしいかと思います。

雨漏りリスクが増えるのでは?

屋根に架台を設置するために屋根の仕上げ材も重要です。
いろいろな屋根の仕上げでも対応可能ですが、
推奨としては、小新モデルハウスで使っていた、アスファルトシングルなどの(石吹き)が
最もPV搭載に関して問題が起きにくいとされます。 もちろん雨漏りも10年長期保証です。

雨漏りに関しては、心配は無用だと考えます。

 

積雪で屋根がパネルが壊れるリスクは無いのですが?

1.5メーターまでの積雪に対応しております。
新潟市近郊においてはそこまで絶対降らないから全く心配ないといえます。
むしろ積雪荷重ではなく落雪への配慮が必要になるために、
敷地に余裕があるかどうかが求められます。

 

新潟は日射量が少なくて投資回収できないのでは?

太平洋側との比較で言えば、冬の日照量不足で劣りますが、
その分夏の日照量が多いためにトータルで見ると、
東京と遜色のない程度に発電が可能です。
また近年冬の温暖化が進行してきており、
設計段階よりも現実が上回るケースが増えているようです。

 

「ローンの仮審査が終わっていて、
追加負担ができないので、載せたくてもできない。」のだが(涙

という方は、最終借入時までに借入計画を見直しましょう。

(銀行と相談して、その分借り増しする)
PV搭載により、年間12万円の家計への負担軽減になり、
130万円を35年ローンで借り増しした場合は、
年の支払いは4.3万円ほどのUPです。
当面の家計負担はむしろ減りますので、問題なく計画できます。

 

初期費用:

4.26kwのPVで、 税コミ132万円でご提供できます。

現在設計中のお客様へ:
設計担当者からは、ソーラーパネルを設置した場合の
お見積もりを提案いたしますので、ぜひご検討ください。

ゼロ円PVの開始

2020年度から新潟市近郊でも可能になりました
設置費用をリース形式にして、初期費用をほぼゼロ負担で
PVの恩恵を受けることができます。

このサービスの開始で一部の住宅会社は大騒ぎになっています。
誌面の都合上、次回で詳しくご紹介します。

 

相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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