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マルセイユ石鹸のつくりかた

住環境・健康
相模 稔相模 稔

皮膚科医のオススメ

ある皮膚科医の先生に お肌にいい洗いかたについて話をうかがった。

「お肌にやさしい弱酸性のビ〇レ、なんてCM見ているとジャロに電話を入れたくなるくらいですね。 あれは良くはないです。確かに肌は弱酸性ですから、洗浄直後にはツッパリ感がないけど、残留物が悪さをする。 一番いいのはやはり石鹸ですね。」

「石鹸とは植物油を化学反応で鹸化(けんか)させたもの。鹸化しないで油分(脂肪酸)として残った成分が保水効果などのいい働きをしてくれる。だから、(今回の手作りのように) 釜焚きしたものが本来の石鹸であって、それが一番いいです。」

「100%オリーブオイルで石鹸にすれば酸化安定性が高く、洗い上がりがすべすべになり肌にとっては理想的だが、泡立ちが悪く溶け崩れしやすい。 それを補うように飽和脂肪酸の多い、パーム油やココナッツ油を入れると、泡立ちがよく固くできる。それをミックスしたのもが実用的ですね。」

というわけで、最も理想的な配合比といわれている、
マルセイユ石鹸の製法で手作りいたしました。

マルセイユ石鹸をつくろう

もともとのきっかけは、栃木のオーガニックスタジオ、
代表の田中さんが、ブログで作り方を公開していたのを見たこと。
私もやる気になったのがきっかけです。

5年くらい前からコツコツ作ってきてましたが、WEB初公開?

ライフスタイルショップなので、マルセイユ石鹸は売ってますが、
300円台の安いものもありますが、
トルコあたりの飲食店で使ったオリーブ油の廃油を使っているのか?
酸化が進んでいるようで色も悪いし、においがあまり良くないです。

やはり原材料から、自分で作っていくのが1番納得できます。

レシピは様々なネットで公開されておりますが、
遠い昔、フランスのルイ14世が規定したマルセイユ石鹸のレシピが最高でしょう。

 

 材料と器具を用意

材料: 20個分(大容量)

A: 精製水1本 500g
苛性ソーダ  186g (90%鹸化)

B:オリーブオイル 1026g
ココナッツオイル 258g
パーム油(高融点)143g

C:アロマオイル 20g

 

器具:
アルミボウル(計量時)
ステンレス鍋(撹拌用)・ポリバケツ(大容量)
ハンドミキサー
計量スケール
お玉・ヘラ
型(紙パック)

つくり方

① Aの精製水で苛性ソーダを溶かします。
混ぜると反応で80℃くらいまで温度が上昇するので、
放置して40~50になるまで待ちます。
*ここが一番危険なので注意。

注意としては、アルミの容器を使ったら絶対だめ
アルミが溶けて大変なことになります。
ガラスかステンレス、またPP(ポリバケツなど)の容器を使いましょう。

強アルカリは肌に触れると火傷します。ゴーグルや手袋も使うと良いでしょう。
粉塵を吸わないようにマスクも着用する。
私たちの場合は換気を考え、外で混ぜました。

苛性ソーダは劇薬なので、販売するところが限られます。
大型ドラックストアで置いてあるかどうか、事前に電話で確認するとよろしいかと。
私は、黒埼のカワチ薬局で買いました。(購入時に印鑑が必要)

② Bの油をミックスします。

高融点のパーム油などは湯煎する必要があります。
固形の油がぜんぶ溶けて混ざったら、40~50℃の温度に冷めるまで待ちます。

表面温度計もあると便利です。
普段だと2000円もするかしないかですが、コロナの検温で相場が上がってますね。
オーナー様でチャレンジしたい場合は、道具一式お貸出しできますので
お申し付けください。

個人で作る場合は

規定の分量で混ぜてある「オイルミックス」を使うのが簡単で、
オススメです。 「マルセイユ石鹸 オイルミックス」で検索すれば出てきます。

パーム油は高融点のものを使うことで石鹸を固くする目的です。市販されていないことが多いので、その分、ココナッツオイルを増やして代用しても構いません。

工務店で粗品として大量に作りたい場合は

材料をドラックストアやネットなどで調達し、作るとよろしいでしょう。

このサイトの分量は、こうした大容量タイプです。
精製水が500g1本使った場合、他の材料がどれだけ必要かを計算しました。

石鹸を1つ台と100グラム程度なので、このレシピだと約2000g
20個程度は作られます。

さらに大量に作りたい場合は、この倍数で一気に作りましょう。
その場合はポリバケツを利用してかき混ぜると良いでしょう。

けっこう飛び散るので、混ぜる容器は、油全体の倍程度の容量が望ましいです。

 

 

③ 撹拌する
AとBが同じ温度になったのを確認し、Bを攪拌しながら、Aをゆっくり混ぜていきます。

均等に鹸化させるのが重要で、
私どもの場合は電動のハンドミキサーでかき混ぜました。 最低で20分は必要です。可能なら1時間程度撹拌できればなお良いです。
ミキサーを固定させて、自動運転でかき混ぜ、
時々ヘラで底をすくうとよろしいでしょう。

 

④ アロマオイルを加える
ひばオイルやローズマリーなど加えるとオリジナル性が出ます。
お好みでよろしいかと。 無くても無香料ということでOKです。

⑤ 型に入れる。   ゆるいシチューのようにとろみが出てきたら、
お玉で掬い取って、紙パックに注ぎます。(もちろんきれいに洗っておく)
段ボール箱などに入れて、保温し養生します。(スチロールケースならベスト)
丸2日休ませ、凝固を進行させます。

⑥ カットする。    十分硬くなったのを確認し、紙パックから取り出し、
好きな大きさに包丁でカットします。
その際には、まだ強アルカリなので、手袋するといいです。

脱型してカットした様子は、まるで芋ようかん。 油の自然な色ですね。

⑦ 長期熟成させる
鹸化反応が進み、オイルが石鹸に仕上がるまでには約1ヶ月間は最低かかります。
その間で強アルカリは弱アルカリになります。 当方では3か月熟成して使ってます。

⑧ 使ってみる

天然保湿成分のグリセリンもそのまま多く含まれているので、しっとりとしたマイルドな
使用感が生まれます。 手洗いはもちろん、顔や全身でも使えます。

ドクター曰く「洗い方は、なで洗いが原則です。 あかすりタオルでこすり洗いは最悪です。
最初によく掌で泡立て、泡で優しくなで洗いですよ。」

皆様も お試しください。

相模 稔

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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