オーガニック・ガーデン・スタイル

庭・外構
admin

庭に対して面倒なイメージをお持ちの方が多いけど、
やり方によっては維持管理は簡単です。

庭の管理で一番大変なのは雑草との戦いです。
そこでグランドカバーをすることをお勧めしてきました。

より深く、雑草に対して理解しようと、
手に取った本が素晴らしかったのでご紹介します。

雑草と楽しむ庭づくり
オーガニック・ガーデン・ハンドブック

この著者は、「オーガニック・ガーデン」という
「命のめぐる庭」をテーマに、ひきちガーデンサービスとして
造園業を営み、時に講演会なども行ってらっしゃる。

オーガニック・ガーデン・スタイル

オーガニック・ガーデンの考え方がとても良いです。

庭は、小さいけれど、
生態系の凝縮された自然の一部としてみなす。

植物がいれば、それを餌として巣とする虫もいるのが自然です。
その虫を食べる鳥もやってきて、全体として命に満ちた庭になる。

そのエコロジーのバランスを大事にし、
生命を慈しむことをテーマにする。
その考えにとても共感します。

そのために必要なのは、
正しい「いきもの」に対する知識です。

雑草ではなく野草

「雑草」と我々が言う場合、
厄介者で駆除すべき対象のようなイメージですが、
「野草」と言えば実態にふさわしいかもしれません。

スベリヒユ・よもぎなどは食べられるし、
ドクダミはお茶や消毒、虫除け等で使える薬草でもある。

残すべきは残し、共存させる発想。
それは雑草を正しく知ることで身に付くし、
より管理を楽にさせることにつながっていきます。

虫と共存して豊かな庭に

それと、「害虫」の呼び方も人間本位の言葉です。
杉板外壁の住宅は、アシナガバチが巣を軒下に作りやすいようです。

今までは刺されるとまずいから、見つけ次第撤去するように、
お客様にお伝えしてきましたが、
実際のところは、こちらから何かしない限り刺すこともないようで。
スズメバチは危険ですが、それと同一視ししがちでした。

事務所の軒裏に巣を作りましたが、
それは撤去しないで共存することにしました。

なぜならアシナガバチは、
樹木を食する幼虫などを食べてくれる働きがあるからです。

*絶対に刺さないという保証はしませんが、プラスマイナスでご自身で判断を

アリに関しても同様です。
黒アリは、その活動で地を耕してくれるし、
シロアリの天敵になって、住宅を守ってくれる
カードマンだと思えば腹が立たない。

ダンゴムシもヤツデでもそうです。
枯葉を食べて分解し土にしてくれる益虫です。

枯葉をゴミの日に出してしまう人がいるけれど、
植え込みに紛れて置いておけば、立派な堆肥にしてくれる。

虫と雑草についての考えを変えることで
庭の管理への意識も変わる。
ひきちガーデンさんの考えは気に入って、
都合3冊さっと読んでしまいました。

命のめぐる庭」のスタイルは、
情操教育として優れているんじゃないでしょうか?
子供と一緒に庭いじりをして、その昆虫や雑草の働きを教えてあげれば、
エコロジーの原始的な意識が芽生えることでしょう。

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