高気密住宅での石油ストーブの使い方

admin

暮らしの写真展に多くのオーナーさんが来ていただいた。
二日間で45組のご来場がありました。せっかく冬なので、皆さまに、冬の暮らしの様子のヒアリングに集中して行っていました。

石油ストーブを使ってみました」というオーナー様がいらっしゃり、なかなか理にかなった使われ方をしていて、面白いなと思って記事にしてます。

氷点下の外気温の時に石油ストーブ併用

新潟では正月明けにマイナス5度にもなった寒波が1週間ぐらい押し寄せて、多くの世帯で水道が凍結して破裂して、かなり騒ぎになりました。

6から8帖用の小型エアコン1台で全館暖房している人が多いけれど、さすがにこの寒波ではやや暖房エネルギーが不足して、室温が20度までいかない時もあったという。
2階で補助のエアコンがついているケースが多いので、2台使えば問題ないわけではあるけれど。

あるお客様は石油ストーブを使うことを思いつきました。
連続運転だと空気が汚れるのはわかっているけど、夜に限定して運転して、運転時は換気の風量も倍にして使ってみた。

室温は、23度位まですぐに上昇してくれる。

石油ファンヒーターは音がうるさいが、ストーブは音もしない。
薪ストーブのように火を見ることができて、夜の癒しにもつながる。
夜間にお湯が沸くから、夜のお茶を気軽に飲むことができた。

めんどくさいのは灯油の補充ですが、満タンで100%の火力で20時間程度もつそうです。
1日2時間の点灯であれば、10日ぐらい持つことができます。1年間の1番寒いシーズンに限定して、夜の時間だけ使うのはアリだと思います。

エコキュートを利用している人は、深夜以外の時間の電力単価が高いです。
PM6:00〜10:00の電力需要のピークを灯油併用でなだらかにする。
(調理の際にブレーカーが落ちるご家庭にはいいかもしれません)

外気温がマイナスになるとエアコンは霜取り運転で停止して、運転効率が著しく悪くなる。
一方で灯油燃焼するストーブは全く影響を受けない。

熱交換換気扇を導入しているから、風量調整だけで換気を増やせるから簡単です。
そうでなければ定期的に窓を開けるか、キッチンの換気扇を回すかして空気を入れ替えなければならない。そうすると暖気も逃げてしまいます。

かつて新潟では、強風で大規模停電が発生したこともあったけれど、そういった自然災害への備えにもなる。収納スペースに余裕のある方には検討されてみても良いでしょう。

オススメは、トヨトミ社製のレインボーストーブです。

メリット:
① 小型で能力が大きすぎない。
暖房能力は、2.5kwしかないが、オガスタ性能の住宅ではちょうどいいレベル。
② 美しく明るい光。 40wの電球レベルの明るさで、レインボーに光る。
③ 簡単操作。 点火も自動。消える時の匂いも少ない。

比較競合が、アラジンストーブと考える人もいるでしょうが、ブルーフレームの光がいいのかレインボーがいいのか? 値段も倍以上になるので、補助の限定的利用ならレインボーかなと。

注意すべき点:
① ポリタンクやストーブの中にある灯油は、シーズンで全て使い切ることです。
古くなると不良灯油になってしまいます。
② 連続運転は空気の質が悪くなるのでやめたほうが良いでしょう。(PM6:00~10:00限定で)

従来は石油ストーブのような開放式、内部燃焼の暖房器具は「絶対使わないで」という、極端な意見も世間にはありますが、目くじらを立てるものでないと考えます。

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