都市に住む選択 築27年を断熱耐震フルリノベ「女池の家D」
都市に住む選択 築27年を断熱耐震フルリノベ
設計/山田剛 監督/山田剛
- コンセプト
- 築25年の住宅をスケルトン化し、断熱+耐震+自然素材内装で、新築並みに生まれ変わらせたフルリノベーション。古家付きで安価に土地を入手し、新築よりも2割安で中心部に住むことを叶えた計画。改装前の写真と是非見比べて欲しい。
- 外観
- 当時はやった出窓が断熱的には弱点であった。屋根は安田瓦でずれを直す程度で再利用できた。正面は杉板外壁を多用し、自然な印象へ。見えない面は、GLとして、コストと維持管理を軽くしている。正面の窓2つを一体の出窓で処理して、単調にならぬようデザインしている。
- 内部空間
- もともとの間取りは小部屋を廊下でつないだ細切れで使いにくいものであった。2階にお風呂や洗面とともに寝室・子供部屋を配置し、1階は大きくリビングを拡充、キッチンの脇には畳コーナー。丸柱でゆるくリビングとダイニングを分けている。階段ホールが吹き抜けであり、光がこぼれてきて明るい。
- 植生
- 敷地が狭いので庭は大きく取れなかったが、緑化を施している。冬の引渡しであったため、施主様の今後の庭いじりが楽しみなところ。