OWNERS COLUMN & INTERVIEW

オーナーズコラム&インタビュー

vol.21 アトリエの収納

高橋家高橋家

一階の左手、玄関脇にある古い木のドアをギーと開けると、私の隠れ家、アトリエがあります。

壁はモルタル塗り、床は足場板、窓があまりないせいで、昼間でも薄暗い、まるで蔵のような部屋です。

現在、以前のような制作ペースでの活動はしていませんが、自分の時間を取り戻すための大切な空間。版画や制作の道具の他に、私の集めているいろいろなものが9畳程度のこの空間に収まっています。

9畳というと広いような気がしますが、制作につかう機材や画材、過去の制作物や在庫を収めるとなると、ぜんぜん足りないくらいなのですが、でもこれ以上の空間はもてないので、工夫をして収納しています。

今回はお恥ずかしながら、このアトリエで活用している収納のお話をご紹介させていただければと思います。

小物や紙モノの整理方法


まず北側の壁面は作り付けの作業台があり、その足元は古布で目隠ししていますが、プリンタや書類ファイル、ダンボールに入った在庫などが置いてあります。
その上の棚は、3段になっていて、これも作り付けで制作してもらいました。手の届きやすい下の段は、作業中の作品の乾燥スペースやちょっとした仮置き場、あとよく使う文具類を小引き出しにいれています。中段は紙箱屋さんに発注してつくってもらったA4サイズのものが入る紙箱を、収納としてつかっています。

この紙箱はけっこう便利で、原画の分類や、在庫の分類はもちろん、ちょっとした小物も分類して保管することができます。
既製品で似たようなものがありますが、50箱以上必要だったので、安く手配できる紙箱屋さんにオーダーして作りました。これだと一箱100円以下です。チップボールという灰色のボール紙で作りました。
全部同じサイズで並べていてもきれいだし、目立たないように箱の背にラベルを貼って中身がわかるようにしています。

古い箱を使った収納


こういった紙箱に入らないものは、古道具屋さんで見つけた古い箱を収納として利用しています。
画材を収めている手前の棚は同じサイズの箱をいくつも入れています。

もっと大きいものを収納するのに役立つのがこちらの木箱。
これも状態のいいものを古道具屋さんで見つけて購入しました。ごちゃごちゃとする色んなものをとりあえずこの中にほおりこんでしまいがち。でも外からみるとわからないので、片付けが苦手な自分にとっては大助かりです。

見せるための棚スペース


先ほどの画材の棚の横の棚は、自分があつめてきた飾りたいものを収納する、といか飾るスペースとしてつかっています。この藁細工はこないだ作り方を習ってつくったもの。
手仕事で作るのが好きな人間にとって、作ったものをきれいに飾って楽しむことほど幸せなことはありません。笑


その上の段は大好きな作家さんの花器と、川辺で拾ってきた石。お客さんが来る時は、庭の植物をいけたりします。

また、どこかで拾ってきた植物なども、ガラスのシャーレに入れて保存しています。

真ん中の紅葉はうの庭のもの。この秋に拾ってきたのに、もうすっかりしわしわになってしまいました。左下のものは植物園で息子と一緒に拾ったもの。

シャーレにいれておくと、保存がしやすく、飾りやすいのでおすすめです。これも古道具屋さんで買ったものです。

収集するものが多いとあっという間に家がものだらけになってしまうので、本当に吟味するようになりましたが、生活に役立たないこういうものを大切にとっておくと、ふとした時に心が癒される気がします。

生活スペースの収納についてはというと…とても苦手です。笑
そちらも見直さないといけない我が家の課題です…。

高橋家

高橋家

30代夫婦と4歳の息子、そして雑種犬ミヤビで暮らしています。 アーティスト(版画作家)でもある妻のつくる「アートと季節感を愉しむ暮らし」。 現在は夫婦共働きで忙しい毎日。 週末をいかに楽しむかがわが家の命題です。

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