自然素材クロス: エッグウォールの特徴

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相模 稔相模 稔

自然素材クロス: エッグウォールの特徴

かつては我々の住宅は塗り壁で仕上げることが多かったですが、
希望が減る傾向があることと、左官職人の高齢化により人手不足となったためになかなかおススメする機会もへりました。そのかわり増えてきたのは自然素材クロスです。


現在ではエッグウォールという自然素材クロスをメインで使っております。
その名の通り、卵の殻を表面に用いたクロスです。
以前は寒水石という石を表面に用いた物を使っておりましたが、寒水石は固いために、
擦れると痛いという問題がありましたが、卵の殻は少しマイルドのようです。

エッグクロスは、キューピーマヨネーズが卵の中身を取り出した後の殻を再利用している、エコマテリアルであります。
卵の殻は炭酸カルシュウムが主成分で、珪藻土の塗り壁と同様の機能があるとされております。

エッグウォールの特徴

① 光の反射具合が塗り壁に近いため、きれいな光のグラデーションを起こします。
② 卵の殻は、中にいるひなに酸素を供給するために、目に見えない細かいミクロの穴があり、呼吸性ががあります。こうした多孔質の物質には、ホルムアルデヒドのような有害物質やにおい成分が吸着され、分解されるとされます。
③ 給放湿性があり、短期的な湿気の調整にある程度役立つとされております。

エッグウォールのメンテナンス方法

エッグウォールライトは、撥水加工により水を弾き、汚れが付きにくくなっています。
塗り壁系のクロス製品は、柔らかい繊維が触れてこすれたりすると、繊維が付くという汚れが起きやすいです。その際には消しゴムや激落ちくん(メラニンスポンジ)で擦ると汚れが落ちます。
また、鉛筆で子供が落書きしたような汚れは、卵の殻でできた専用のチョークが補修用に販売されており、それで上塗りする方法もあります。

ただ、試してみるとクロス表面の粒の大きさよりも補修材は細かいために、補修跡が目立ちます。

一番効果的なのは研磨剤入り洗剤

色々試した結果、クレンザーのような研磨剤入りの洗剤を

スポンジにつけて手短かに叩き落とすと汚れは落とせます。

自然派住宅のスタンダード

量産クロスに少しだけ予算を上乗せすれば手に入るリーズナブルな価格で、
自然な風合いを実現する、スタンダードな壁紙だといえます。
オーガニックスタジオ新潟では、事務所の壁やモデルハウスの2階ホールなどで利用しております。

相模 稔
代表取締役

相模 稔

オガスタの社長。 工務店経営のほか講演活動なども行う。 アメブロ「おーがにっくな家ブログ」もよろしく。

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