パインの無垢フローリング 

自然素材
admin

オーガニックスタジオ新潟では、
普段は広葉樹系のフローリングを用いています。
理由としましては、「広葉樹は堅いので傷つきにくい」
ということが第一です。
LDKは ダイニングチェアーやソファーなど
家具を置くことが多く、
家具の引きずりで傷がつきづらいからです。

(レッドパイン :北欧やロシア産で一番流通量が多い。 新潟ではあの会社のTVCMで有名な木材です。)

2階の床に向いている

しかし、2階は1階に比べ利用頻度が低く、
寝る部屋だから床も傷がつきにくい。

パインを代表する針葉樹系は柔らかいからクッション性も優れます。
だから、2階の床の仕上げとしても理に適っていて、
下の階への音が少しは弱まります。
筆者の家でも2階では針葉樹のパインを貼っておりますが、
暖房していないときでも足はひんやりしないです。

 

(写真:カナダ産のパイン)

柔らかいために足裏の感触に優れます。

床下暖房のない空間でもひんやりしにくいし、
さらっとした肌触りで、足裏も気もちよい。
だから、素足で過ごしたい・
ソファを置かずに床座で過ごしたいという方に適した床材です。

パインのメリットは安いこと

全世界のフロア材としては、パイン材はもっとも多く使われています。
日本でも自然系の住宅においてダントツの採用率です。
それは無垢のフローリングの中では、
一番安いからということもあるでしょう

パインのフローリングは、
継ぎ目なしのソリッド(一本もの)です。
継ぎ目なしという無垢・無垢感を
手軽に堪能できるというのもメリットと言えるでしょう。

 

パインのデメリット(注意点)

色味は経年変化で赤味が強くなりアメ色に変化していきます。
最初が明るい分だけ、色の変化が大きく感じます。
コーディネートは経年変化を視野に入れて考えましょう。

一本ものなのは良いけれど、
そのかわり節があるのが一般的です。
特にリビングダイニングで
他の家具などとのコーディネートが悩ましいです。
ナチュラルでカントリー(田舎的な)テイストにはベストチョイス。
ただし、あめ色になってくれば節も気にならず、
最終的にはオークの家具にもなじみます。

(写真:相羽建設さんのHPより転載: 数年経過した様子)手前家具のおいてあったところの日焼けで変化がわかります。

節が多めな材料なのは覚悟しましょう。特に天井に張るとけっこううるさくなります。(家具で見えなくなる場所でないので)好みの問題ではありますが、床だけでとどめておいたほうがよろしいかと。

一番のデメリットは 収縮性

針葉樹系の特徴でもありますが、年間の水蒸気量によって
伸び縮みが、広葉樹系よりも大きいです。
特に暖房シーズンに縮むので、隙間が気になる人はリビングでは使わないほうが良いでしょう。
同様に 床下暖房では使わないほうが良いでしょう。

上級テクニックとしては、あえて75~90mmの幅の狭いものを
選ぶと、隙間が小さくなります。

産地によって性質は異なります

北欧産のパインが一番流通量が多いようで、基本です。
北米産のものもあり、節は小さめになり、より明るいようです。

フランスのボルドー産のものは、油っ気が多いために赤みが強く
硬度も勝るために最高品質ですが、流通量が限られます。

(写真:阿部くんち「黒埼の家A」2階にボルドーパイン利用

ラーチ という、パインと親戚の ヨーロッパカラマツは、
ボルドー産のパイン同様に、樹脂を多く含み赤みが強く、
比較的硬く強度があり優れており、扱いやすいです。

(写真:ラーチ *オガスタでは無節グレードを使います)

価格は、欧米・北欧のパインは、杉と同等。
坪で1万円程度と、無垢では一番安い部類です。
ボルドー産パインはその5割増しで、オークと同じ程度です。

ラーチは無節グレードでオーク同等です。(2019年4月以降使えるようになりました。)

まとめますと
踏み心地を大事にしたい。床でゴロゴロしたい。
可能な限りコストを抑えたい。 そんな方に向くフロア材です。

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