食をまんなかに、灯りと団欒がめぐる住まい「燕寿町の家」
設計:阿部 誠治 監督:刈谷 裕樹
- 設計コンセプト
- 食卓を囲みながら、キッチンに立つ家族の気配や薪ストーブの炎を身近に感じ、それぞれが思い思いの時間を過ごす。そんな何気ない日常の豊かさを育む住まいです。 畳の小間や掘り下げられたピットリビングなど、お気に入りの居場所を選びながらも、お互いの存在をゆるやかに感じられる空間を構成しました。中央の吹き抜けを介して上下階の気配が自然と伝わり、家族の団欒が日々の暮らしの風景となります。
- 外観・外構
- 外観は、左官仕上げのそとん壁と、オリジナル塗装の杉板張りを組み合わせ、素材の経年変化を楽しめる落ち着いた佇まいとしました。 南側道路に近接した細長い敷地でも落ち着きを保てるよう、門扉と板塀でアプローチに緩やかな境界をつくっています。玄関ポーチと一体設計されたリビング前の半外空間は、庭とのつながりを感じながら季節の移ろいを楽しむ、もう一つの居場所です。
- 内観
- LDKと畳スペースを合わせた約27帖の伸びやかな空間。その中心となるのが、一段掘り下げて包まれるような安心感をつくったピットリビングです。連続する造作ソファと本棚が、玄関からの視線をやわらかく遮ります。 どこにいても炎を眺められる位置に置かれた薪ストーブは、暮らしにそっと寄り添う「あかり」のよう。 2階には、洗濯から収納までが効率よく完結するスムーズな家事動線を計画しました。吹き抜けに面した図書コーナーは、1階の温かな気配を感じながら静かに過ごせる、心地よい居場所となっています。
- 規模・性能
- 敷地面積:58.27坪
延床面積:35.00坪
太陽光パネル:5.28kw
空調計画:薪ストーブ or 床下エアコン暖房+小屋裏エアコン冷房
耐震等級3 長期優良住宅

























































