OWNERS COLUMN & INTERVIEW

オーナーズコラム&インタビュー

vol.8 住んでから見えてきた、工夫と課題

ささがわささがわ

前回のコラムでは、住んでみて「やってよかった」と感じていることを中心に書きました。
今回はその続きとして、夫の私から、住んでから見えてきた工夫や小さな課題について書いてみたいと思います。

 

家は、完成したら終わりではありませんでした。
実際には、暮らしながら少しずつ整えていくものだったのだと思います。

でも、住んでみないと分からないこともありました。

便利さも、住んでから育っていきました

我が家では、照明や空調、施錠まわりを少しずつスマートホーム化しています。
家が広くなっても、毎日の動作が煩雑にならず、暮らしを軽くしてくれている感覚があります。

最初から何でも自動化したかったというより、暮らしを回しやすくするために整えていった、というほうが近いです。

自動での温度/湿度調整は節電にもなり快適さ以上の価値があると感じています。

▲室温に応じたエアコン/サーキュレーターの自動調整、湿度管理、スマートロックは特におすすめ

太陽光も、設備を増やしたかったというより、暮らしに合う形で備えたものでした。
大屋根の印象を崩さずにカーポートに載せる提案や、将来のEVコンセントまで見据えていたことは、今になってかなり合理的だったと感じています。
見た目か機能かの二択ではなく、暮らし方に合わせて両立できたのがよかったのだと思います。


▲カーポート上に太陽光パネルを設置するアイデアをご提案いただき、メンテのしやすさと屋根の見た目の良さを両立できています。

小さな不便が、住んでから見えてきました

一方で、住んでみて初めて気づくこともありました。

例えば、こんなことです。

  • 収納はもう少し多くてもよく、特に靴箱や土間まわりにもう一段余裕がほしかったこと
  • 洗面所の明るさや、手が届きにくい天窓の掃除は、図面だけでは想像しきれなかったこと
  • ウッドデッキや外壁、塩害対策など、外まわりには定期的な手入れが必要だったこと

 

戸建ては住むだけでなく、手をかけながら付き合っていく暮らしなのだと実感しました。

でも、それは大きな後悔というより、家の扱い方を暮らしながら覚えていく感覚に近いです。
自然素材の家だからこそ、ただ古くなるのではなく、手をかけた分だけ馴染んでいく感じがあるのも面白いところでした。

 

畑も家も、少しずつ育てていくもの

畑も、思ったよりずっと手がかかりました。

広い畑にもずっと憧れていましたが、実際は土質や風、夏の乾燥など、想像以上に難しいことだらけでした。
それでも、収穫できたときのうれしさや、近所の方に土地に合う育て方を教えてもらえる時間は、この暮らしならではの豊かさだと思います。

最近は水やりを省力化したり、夫が趣味で使っている3Dプリンターで小さな部品を足したりしながら、無理なく続けられる形を探しています。
今はまだ試行錯誤の途中ですが、いずれ子どもと一緒に土に触れられる時間にもつながっていきそうです。

家も畑も、最初から完成形があるわけではありませんでした。

自分たちの生活に合わせて、少しずつ育っていくものだったのだと思います。

▲家庭菜園の様子と収穫した野菜。難しさもありますが、育てたものを食べられる喜びはやはり大きいです。

 

引き渡しのときに家は完成していても、暮らしはそこから始まります。
住んでから見えてきた工夫や課題も含めて、家族の変化に合わせながら、この家を自分たちらしい場所にしていけたらと思っています。

 

ささがわ

ささがわ

兵庫県出身の夫(40代)・新潟県出身の妻(30代)・新潟県生まれの娘(もうすぐ3歳)の3人暮らし。 東京から新潟へコロナ禍前に移住し、家を建てたお話をお届けします。 新潟での子育て、酒飲み夫婦で新潟の食とお酒も楽しんでいます。

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