OWNERS COLUMN & INTERVIEW

オーナーズコラム&インタビュー

vol.16 デッキのススメ

自然と暮らす
りえりえ

今年の夏は酷暑でしたね。
そんな厳しい夏でも、終わるとなれば、それはそれで少し寂しい気持ちになります。
それでも涼しく気持ちの良い風が吹き、デッキで過ごせる日が増えてきたのはやっぱり嬉しいものです。
大学が一緒だった私たち夫婦は共通の友人も多く、夫の仕事の関係もあって、私たちの周りにはアウトドア好きな人達で溢れています。
皆、外で過ごすのが好きで、我が家に遊びにきてくれた時は、当然の様にデッキで過ごしてきました。

ただ、最近は少しずつアウトドアになじみのない方も自宅に招くことが増え、はじめてデッキで過ごす人たちの反応にふれる機会が幾度かありました。

「こんなにデッキが気持ちいいなんて知らなかった…。」と、さっそく我が家のデッキの幅を計っていったり、「自分の家でもなにか外が感じられる工夫がしたい」と私たちそっちのけで真剣な家族会議がはじまってしまったり…。

デッキで過ごす気持ちよさを体感して、自分たちも今から何かしたい!と夢中になる友人たちの姿をまのあたりにして、やはり、誰しもが心地よいと感じるものなのだな。
デッキってすごい!と、あらためてデッキのある暮らしの良さを再確認するきっかけとなりました。
そして、デッキのある生活をぜひおすすめしたい!もしデッキを作るなら、後付けではなく、設計の段階で検討してもらいたい。という気持ちがふつふつと沸いてきたのです。

デッキで過ごす気持ちよさ


↑まずはごはん。
外で食べるごはんは最高です。こどもがぽろぽろこぼして全然気になりません。
大人もこどもものびのび楽しめます。


↑ハンモックでリラックス。
ゆらゆらする揺れ+身体へのホールド感+心地よい風が顔をなでる=気持ちよくてたまりません。
ハンモックは梁にロープをくくりつけて、カナビラで簡単に取り外しができるようになっています。


↑ラグとクッション。
最近のお気に入りの過ごし方です。ラグを敷くと外なのに一気に部屋感がでます。
外の気持ちのいい風を感じながらごろごろとだらしなく本を読むのが、私の好きな時間です。
ちなみにラグは屋外用のラグで手軽に洗えるものを使っています。こちらのラグはIKEAで買いました。


↑時にはソファもデッキへ持ち出します。
このソファはこの家を建てる前から長年使っているソファです。
賃貸の狭い部屋用にコンパクトサイズを選んだのですが、この家になってからもこのソファのサイズ感はますます気に入るものとなりました。軽いので気軽にデッキへ運び出せます。
デッキでソファに座る気持ちよさといったら!自宅にデッキがある家ならではの贅沢なくつろぎ方だと思います。デッキがあるならコンパクトなソファもいいものです。


↑デッキを作るなら、家族やゲストが座ってご飯が食べられるくらいの広さと雨が降っても過ごせるくらいの軒をおすすめします。
この家で生活するようになって嬉しかったのは雨の日でも大きく窓を開けて過ごせること。雨音のBGMはとても心が落ち着きます。そして雨の日にデッキで過ごすと濡れずに外で遊んでいられます。なんだか得をした気分。この日も外は雨。雨音を聞きながら外ご飯を楽しみました。


↑我が家のこどもたちは、あえて雨の日にデッキにつけたブランコに乗りにいき雨に少し濡れてはキャッキャと喜んでいます。結局やりすぎて、びしょびしょになって戻ってくることもしばしばですが…。この写真の時も雨でデッキにテントを張って過ごしました。


↑こんなふうにデッキに雨が吹き込むのは年に1〜2回あるかないか。雨上がり、これはこれで床に空一面が映り込んでキレイでした。


↑夏はデッキにプールを出して遊びます。足が汚れないし、日陰だし、とても遊ばせやすいです。


↑DIYが好きな方にもデッキはおすすめです。
夫とムスメは工作するのが好きで、二人でいろいろと木を加工して何かを作ったりしていますが、デッキでなら、木屑を出そうが、少しくらい床が傷つこうがまったく気になりません。
夫は洋服の汚れも一切気にせず、作業をするので、DIYや庭仕事をしているときは信じられないくらい全身汚れますが、デッキでなら存分に仕事途中の休憩もさせてあげられます。


↑DIYの道具や、アウトドア用品、ガーデン用品などの収納スペースも作りました。
必要なものがすぐ取り出せて、多少汚れていても気にせず片付けられます。
軒が深い為、ほとんど雨に濡れることがありませんが、湿気や濡れて困るモノは防水コンテナボックスに収納しています。


↑リラックスする場の他にも、軒の深いデッキには実用的な利点が。
夫にデッキの梁にロープを繋げてもらいました。ここに洗濯物を干しています。
ちょっとくらい雨が降っても慌てて取り込む必要はありません。
そして、このロープのおかげで大きいシーツを干す場所に困らなくなりました。


↑ちなみにこのロープ、夜にデッキでごはんを食べるときのライトを吊るすのにも一役買っています。ロープって便利です。


↑ロープの他に、あればなにかと便利!というものはデッキに「コンセント」です。少し寒い季節にはホットカーペットが使えるし、電気ライトも使えます。夫はDIYの時に電動工具のバッテリー充電をしています。気軽に外を楽しむ為に、デッキから電気がとれるのはとても便利です。


↑人目が気にならないところにデッキが作れれば最高ですが、もし少し人目が気になる様であれば、タープで遮蔽したりするのも手です。我が家も人目が気になる方向にタープを張って、丸見え感を無くして過ごしています。

我が家、土地は広いですが、家は大きくありません。
1LDKに広めのロフトがついた様な間取りですが、リビングの半分と同じ大きさのデッキを作ってもらいました。家が小さくても、デッキがひとつあるだけで、こんなにも開放的で多様な過ごし方ができます。
アウトドアが苦手な方でも、デッキは自宅で気軽に外の心地よさを体感できるいい場所になります。「デッキのある暮らし」おすすめですよ。


※これから建てる方でデッキに興味がある方はこちらの本もおすすめです。
『萩野寿也の「美しい住まいの緑」85のレシピ』
造園家さんの本ですが、この本の一項目に「庭で過ごすアウトドアリビング(デッキ)での楽しみ方」が色々と紹介されています。オガスタさんでもよく話題にあがる建築士 伊礼さんとの事例も載っていて「家」と「庭」が住まいの心地よい「家庭」を築きあげているしつらえを紹介している本です。庭と建物の調和がどれもこれも美しくて、見ているだけでも気持ちのよくなる、私の好きな一冊です。

りえ

りえ

三条の山裾680坪の広大な敷地の小さな山荘に暮らす30代主婦。夫はアウトドアメーカー勤めの、おっとり系アウトドア派。2人のこども、2頭のヤギで繰り広げる、新潟の四季と暮らす生活を綴ります。

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