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vol.21 子ヤギ誕生!

自然と暮らす

春先に子ヤギが生まれました

すっかり夏となってしましましたが、春の我が家の出来事です。

春は子ヤギが生まれる季節です。
コラムを書かせていただく様になってから2度目の春が過ぎ、
今年もまた大変喜ばしいことに2頭の子ヤギが生まれ、我が家の新たな家族となりました。

【出産】というのは一人一人に違うドラマがあると言いますが、それはヤギも然り。
去年はムスメの卒園式の朝に生まれるという感動のドラマがありました。
(詳しくはこちら↓過去のコラムへ)

vol.10 やぎ、生まれました!

今年はといいますと…
昨年の秋、私たちのヤギの先生のところへ種付けをしてもらう為にヤギの『たけのこ』を
お嫁に出したものの、嫁に出した可愛いヤギ娘が戻ってきた時にヤギ先生から一言、
「きちんと種付けできたかどうか分からない」と言われました。

妊娠しているかどうか不確定なまま時が過ぎ、
種付けが万が一無事にできていたとしたら生まれる予定の春間近。
ヤギのお腹の大きさを確認しにきてくれたヤギ先生。
「あっ!これはいないかもしれないなぁ〜。本当は今頃もっとお腹が大きいはずなんだよ〜。」
「でも、まだ分からないからしばらく経ったらまたくるね」
と言われ、さらに“妊娠していない…”にベクトルが傾きます。
なにより普段一緒にヤギと過ごしている私たちが
「確かに去年はもっとお腹が重たそうに過ごしていたけど、今年はずいぶん動きが軽いな…
やっぱりいないんだなぁ……」
と思う程、今年はヤギの身のこなしがとても軽やかだったのです。

予想外の出産劇

このように、あらゆる状況を踏まえて『妊娠をしていない説』の方が断然有力だった為、
誰もが今年の子ヤギ誕生をほぼ期待していませんでした。

そうしている間に世間では新年度に入り、
皆新しい生活にも慣れてきたであろう四月末、我が家もいつも通りの平和なある平日の朝。
カーテンを開け、窓越しに視野に入ってくるヤギを横目に
「今日もヤギは元気だな」とサラッと確認しつつ、
忙しく子ども達に朝食を食べさせ、身支度も整え終えて…
一息つくように歯ブラシを口に加えながら何気なく窓の外の景色を眺めました。

すると、ヤギ2頭の他にヤギの足元に白いモフモフしたものが2つ…
見えました。

「えっ……!?」

ちっとも予期していなかった事態に、かすかによぎった考えは

“え?うさぎ………?”

今考えれば、
自分はなんとバカな考えをたとえ一瞬だったとしてもよぎらせたものだな…と思うのですが、
人というのは戸惑うと、ありえないおかしな考えをつい巡らせてしまうのですね。

すぐさま自分のおかしな考えを一掃して

“うさぎなわけないよな…………じゃあ…………”

“子ヤギじゃんっ!”

「う、うまれてるっ〜!!!!!!!!」
「生まれてるよっ〜!!!!!!」

↑生まれたての子ヤギちゃん。

そこからはもう大慌て、もうすでに毛はすっかり乾いていて、立ち上がり可愛らしく
元気によちよち歩いている子ヤギちゃん。

すぐさま共同飼育しているようちえんの先生に連絡し、ヤギ先生に連絡し、出張で家を不在にしていた夫にも連絡し、だれもが予想していなかった急な報告に電話の向こうで大慌てです。


↑毛がふわっふわっで抱っこすると、手に優しい温かさと呼吸が直に伝わってきて、命を抱いているのを感じます。

うっかり気づかずに、出産を見守ることも、応援することも一切してやらずに…。
私が一人ワタワタしている横で
無事に出産を終え、悠然とおしりからお役目御免となった胎盤をぶらぶらとぶらさげながら
子ヤギを愛おしげに舐めているたけのこ。
一人で出産を乗り越えたたけのこの為に、わたしがしてやれることといったら、
おしりから邪魔そうにぶらぶらぶら下がっている胎盤を取り除いてやることしかありません。
去年のヤギ先生の産後処置を思い出しながら、
ゴム手袋をはめ、いざ胎盤をわしづかみにしてたけのこのおしりから引っこ抜く私…。
引っこ抜きやすい体勢に脚を曲げるたけのこ。
人間とヤギの阿吽の呼吸。
なんの肩書きもないただの主婦である自分がなかなかグロテクスなヤギの胎盤をわしづかみにして
取り出していることに奇妙さが込み上がりました。

電話から30分後、ヤギ先生も到着し、母ヤギ・子ヤギが問題なく元気なのを確認していただき、
こうして2頭の子ヤギちゃんが、予定外に我が家の仲間入りを果たしたのでした。

↑愛おしげに子ヤギを舐めるたけのこ。
母ヤギは子ヤギを舐めることで、母乳量が増えるホルモンを促すそうです。

動物を飼うことは予期せぬことばかり

今回の出産は予期せぬ嬉しい出来事でしたが、
30代で人生ではじめて動物を飼う様になり思うことは、
【動物を飼うこと】は “予期せぬことが起こる連続” だなと思います。

もちろん今回の出産の様に良いことばかりではありません。
むしろ悪いこと、大変なことの方が多いかもしれません。
それでも、予期せぬことが起こるヤギとの生活は “だからこそ面白い” と思います。

今年もまた、ヤギのおかげで 大変 “面白い” 思い出深い日を過ごしました。

りえ

りえ

三条の山裾680坪の広大な敷地の小さな山荘に暮らす30代主婦。夫はアウトドアメーカー勤めの、おっとり系アウトドア派。2人のこども、2頭のヤギで繰り広げる、新潟の四季と暮らす生活を綴ります。

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