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ウッドショックだけでない。あらゆる建築資材の大幅価格上昇のお知らせ

おしらせ
admin

ウッドショックの高値がいよいよやってきた

ウッドショックについては、

4月のインフォメーションで、

かなり早い段階から説明をしておりましたが、

 

いよいよ新潟の私たちまで、本格的に影響が及んで参りました。

7月になりプレカット業者からようやく新価格の提示がありました。

結論で言うと、かなり急激な値上げになります。

 

木材は、その仕入れたときの価格に応じて、

出荷価格を決めているようで、

4月以降の高値で調達した木材が、7月以降出回ってることにより、

急激に値上がりしています。

 

材種ごとにより値段が違いますが、

例えば土台に使う国産ヒノキに関しては従来の3倍。

横架材で使うベイマツは2倍近く。

国産の杉はそこまでではありませんが、つられて値上がりしております。

 

ざっくりで申し上げると、かつての平常時の標準的な住宅で、

構造材の価格は200万だったのが、300万円程度まで値上がりになっています。

羽柄材は、住宅で20万円ほどだったのが、倍増して40万ほどに。

 

住宅建材で値上がりするのは木材だけではありません。

現在 値上げの話があるのが、板金です。

ガルバリウム鋼板の値段が4割増になります。

 

さらに配管で使う塩化ビニールも値上げになる。

となればクロスも値上がりするでしょう。

電線の材料である銅の価格も、平常時より6割ほど値上がりしていますが、

電気工事に反映することでしょう。

このようにあらゆる住宅建材が値上がりします。

銅価格の推移を、例として載せておきます。

 

木材に関しては、今年の年末までは確実に値上がりしていくでしょう。

 

背景にあるのは、ウッドショック同様に、アフターコロナの世界的な需要急増で、

ありとあらゆる資材が値上がりをしております。

世界的なインフレーションが発生しているけれど、

日本人の賃金水準が上がっているわけではありません。

それがつらいところではあります。

 

原価アップは売価に反映するという原則

 

5月の段階で、ある工務店の営業が、

こういった原価アップは、会社が利益を削る形でなんとかしますので、

お客様には負担をかけませんと、トークをしていたのを聞きましたが、

さすがに、その会社も無理でしょう。

ガソリン販売を例にとりましょう。

ガソリン価格は、石油の卸からの仕入れますが、毎月価格が変わります。

それを反映して、毎月、店頭小売価格は見直されてます。

仮に仕入れ価格が上がった分は、私たちが引き受けて、小売価格を変えませんよと

してしまったならば、ガソリンスタンドは確実に潰れてしまいます。

八百屋も魚屋も一緒です。

原価アップは売価に反映するという、市場原則に逆らうことはできません。

同じように、家づくりにおいては、

今まで資材の価格が安定していたけれど、

ウッドショックで納まらず、「資材インフレ・ショック」とも言える様相です。

 

契約約款の中で、天変地異や急速な社会情勢の変化による、

工事費用の増加に関しては、価格を見直すことができる  とありますが、

 

お客様の感情からしてみれば、

融資を前提とした金額の範囲で工事代金を考えていらっしゃるから、

かなり困ったことになります。

 

建築費UPでどうする?

建築費アップするとなったら、家づくりの計画に影響が少なからず出てきます。

考えられることを可能な限り列挙してみました。

① 住宅融資の借り増しを行う。

② 工事内容の見直しをする。

(断熱のグレードや、設備のグレード等を落として対応するか)

③ 着工の順延も考えられますが、資材価格のピーク時の山を避けらるかもしれないですが、

延期しても、従来までに下がるとは到底思えません。

住宅ローン減税の13年適用を視野に入れて、

計画を立ててらっしゃる方も多いと聞きます。

延期すれば、この適用が受けられなくなってしまいます。

 

最悪なのは、自己資金ゼロで キツキツでやってらっしゃった方でしょう。

 泣く泣く住宅建築そのものを、諦めざるを得ない人もかなり出てくるでしょう。

 

しかしながら、既に契約が終わっている場合は、

施主都合の解約となるので、違約金も当然発生することになり、

.本当に、最後の最後の選択でしょう。

 

もっと気の毒な方は、契約し着工の準備をしていたけれど、資材が無くて着工のメドが立たない方。

「プレカット難民」という言葉が聞かれるほど、社会問題化しております。

 

ミーレ食器洗い機の入荷ストップから始まり、

ウッドショック

その他の資材高騰

さらには、パワーコンディショナーの半年間入荷しない問題。

 

完全に今まで経験したことのない

家づくりを取り巻く環境の激変が、現在進行形で起こっております。

 

これからもより迅速な情報提供を、丁寧に進めていきたいと思っております。

お客様におかれては、ご理解とご協力のほどを

なにとぞよろしくお願いいたします。

 

参考記事:*************************

欧州各地の建設会社幹部が、多くの建設資材での「危険な」価格高騰と供給不足で欧州連合(EU)が打ち出した8000億ユーロ規模の景気刺激策が損なわれる恐れがあると警鐘を鳴らしている。(中略)欧州や米中両国を含む諸外国での景気回復で建設ブームが起きると、鉄鋼から木材、コンクリート、銅に至るまで多くの建設資材の価格がこの数週間で急激に上昇し始めた。欧州建設業連盟(FIEC)によると、超重質油ビチューメンの価格はわずか3カ月間で15%上昇し、セメント価格は1カ月間で10%上昇、木材価格は20%以上も高騰した。

(6/14付フィナンシャルタイムズ日本語版より抜粋)資材不足での混乱は欧州でも発生してます。

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